ダブルの圧力(基本編)1/3

 ダブルの圧力は、ブルックス本ではなくボルマン本で頻繁に登場するワードです。

 特に5分足でスキャルピングやデイトレードを行う際は、このダブルの圧力が生じるタイミングを見つけて仕掛けることこそが仕事であると言っても過言ではありません

 本記事では、「ダブルの圧力」発生時に仕掛けることのメリット、ダブルの圧力が発生しやすいタイミングと、そのタイミングからどのような仕掛けパターンがあるかについて考察しています。

 内容の一部はボルマン本(FX5分足スキャルピング)に沿った、復習に近いものになっています。もしまだ手元に本がない方は、是非一度手にとって読んで頂ければ理解がより深まると思います。

 冒頭で「5分足」と書きましたが、本内容は15分足1時間足4時間足といった別時間足でも通用する手法であると考えます(ただ、「ビジネスとしての投機」という側面を考えたら、5分足が適切なのかもしれない)。

 自身がトレードしたいと思っている通貨ペア、時間足から本記事のようなパターンを見つけ、是非トレードに活かしてほしいと思います。

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ダブルの圧力 概要

「ダブルの圧力」とは?

 まず「圧力」から説明します。

 ボルマン本で言われている「圧力」というのは、一方(ブル派やベア派)が自分の思惑の方向にレートが進むことを予想し、注文が殺到している状態を指します。

 ブル派なら買い注文ベア派なら売り注文をかけている状態です。

 通常時(単独の圧力)は、それぞれがそれぞれの思惑に合わせて圧力を掛け合っているため、結果的にランダムウォークの動きが生み出されやすく、方向性のない相場となる可能性が高くなります(下図の(a)、大半がこの状態)。

 しかし、これがダブルの圧力(上図の(b))となると少し話が変わります。

 例えば上方向へのダブルの圧力の場合、ブル派は思惑通りの買い注文をかけているのに対し、ベア派は買い戻し(=決済、損切り)をかけている状態を指します。

 ブル派とベア派のトレードへの意図は全く逆ですが(利確のブル派と、損切りのベア派)、両方とも上昇を促すトレードを行っており、結果的にレートは大きく上昇する

 これがいわゆるダブルの圧力が発生している状態となります。

それぞれのイメージ

・互いが圧力を掛け合っている状態

ブル派
ブル派
買う買う買う買う買う買う買う買う

ベア派
ベア派
売る売る売る売る売る売る売る売る

→わずかな圧力の強さの違いで値動きが発生する=方向性がなくランダムウォークの相場を生む

・ダブルの圧力がかかっている状態

ブル派
ブル派
買う買う買う買う買う買う買う買う

ベア派
ベア派
買い戻し買い戻し買い戻し買い戻し

強い上昇の相場が形成される

または

ベア派
ベア派
売る売る売る売る売る売る売る売る

ブル派
ブル派
売り戻し売り戻し売り戻し売り戻し

強い下落の相場が形成される

「ダブルの圧力」で仕掛けるメリット

 ダブルの圧力が発生したタイミングで仕掛けるということは、ブル派とベア派の双方が同じ方向へ動くと想定したタイミングで仕掛けることを意味します

 例えば買いを仕掛けたい場合、同じように買いを仕掛けるブル派、売りポジションを手放す(=買い戻す)ベア派がいるタイミングで仕掛けることになります。

 そのため双方のうちどちらかが考えを反転させるまでは思惑通りに動く可能性が高くなり、この間にトレードを仕掛けることで勝率・リワードともに良い結果になることが期待できます

理想的な仕掛けのイメージ

・買う場合

ブル派
ブル派
買う買う買う買う買う買う買う買う

あなた
買います

ベア派
ベア派
買い戻し買い戻し買い戻し買い戻し

・売る場合

ベア派
ベア派
売る売る売る売る売る売る売る売る

あなた
売ります

ブル派
ブル派
売り戻し売り戻し売り戻し売り戻し


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