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フォレックステスター(FT5, FT4)を使った、効果的な検証を行うための4ステップ

Forex Tester

この記事では、私が効果的だと考えるフォレックステスター(Forex Tester)を使った検証方法について紹介しています。

タイトルでは「FT5, FT4」としていますが、FT3やFT2(Forex Tester 2)でも同様に検証可能です(初代は未使用のため不明)。本記事の画像はFT4を元に作成していますが、FT5も根本的には変わりません。

本記事の通りに検証することで目指す到達目標像

  • 完成されたチャートを見ると「どの足で仕掛けられたか」が明確にわかること
  • 「なぜその足で仕掛けられるのか」、「ストップ(逆指値)・指値をなぜそこに置くのか」を、第三者に論理的に説明できること
  • 「仕掛けパターン」と思っている場面でのみ仕掛けられること(≒優位性のない無駄なトレードをしないこと
  • 残高がプラスになり、PFが1以上になること(努力目標:PF3以上
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概要

各種媒体(ブログ、SNSなど)で、Forex Testerを使って検証やバックテストを行うことを勧めている人は多いですが、

  • 具体的にどのように使うのか
  • どう使えばスキルが上がるのか

について言及している人は今ひとつ少ないと感じます(いないと言ってもいい)。

何も考えず、ただ闇雲にテスターを再生し、買ったり売ったりしたところで、それはコンピュータ相手にじゃんけんをし続けてるだけのようなものです。

私はそこに気づくまでに結構な歳月をかけてしまいました(FT2, FT3時代にやってた検証はほぼ全部じゃんけんレベルの検証だった)。

本記事の手法に沿って行うと、自身が実際にやろうと思ってるトレード手法を確立させることが可能になると考えています。

もしくは、「考えていた手法が全然理にかなっていない」ということが分かるかもしれません(その場合別の手法を考えるか、手法を修正すればOK)。

本手法にならって検証を行うことで誰しもが効率的かつ効果のある検証を行えると確信していますので、是非参考にしていただければと思います。

前提条件について:実際に作業を始める前に

実際に作業を始める前に、本手法を行うにあたっての前提条件について説明します。

条件1:ヒストリカルデータのインポートが済んでいる

ヒストリカルデータの導入は済んでいますか?

まだヒストリカルデータをインポート(ダウンロード)していない場合、インポートを行う必要があります。

5分足以上の時間足でデイトレード以上のトレードを行う予定であれば、当サイトの別記事で解説しているDukascopy社のヒストリカルデータ(無料)を使うことをオススメします。

無料ながら、1分足として最高レベルの質のデータが手に入るのでオススメです(要口座開設)。

下記事を参考に良質なヒストリカルデータをインポートしていただければと思います。

※フォレックステスターのソフト内からダウンロードできるforexiteのデータを使用するのも悪くないですが、チャートの質に少し欠けるところがありオススメしません。

スキャルピングの場合:ティックデータがあったほうがいい

1分足や5分足を使ったスキャルピング(秒単位のトレード)の検証を行いたい場合、Dukascopy社のヒストリカルデータでも少し検証の質が落ちると考えます。

1分足レベルでかなり良質なデータを提供していただけるDukascopy社のデータをもってしても、ティック単位の動きは再現できません。

そのため、Forex Tester 公式サイトにてVIPライセンスの購入をオススメします(ティックデータが手に入る)。

条件2:検証したい手法があること

多くのメディアでも言われていますが、手法はどんなものでも構いません。

ただ、どのような手法でトレードを行うかだけは決まっている必要があります。

どんな手法であっても、ひとまず何でもOKです。

当サイトでは、ブルックス本・ボルマン本に記載されているプライスアクションを根拠としたエントリー、イグジットを主体としていますが、別の手法を検証したい……とお考えの場合、様々な手法が書籍等に記載されていますので、そちらをご参考下さい。

本題:Forex Testerを使った効率的・効果的な検証法

ここからが本題です。

今回は例として、5分足のデイトレードで、ブルックス本的・ボルマン本的手法による仕掛けの検証を行います。

ステップ1:完成されたチャートから「どこで売買できたか」について考える

※2019/12/3 EURJPY 5分足

最初のステップは、すでに完成されたチャートから

  • (自分の手法だったら)どの足で仕掛けられるか
  • 逆指値をどこに置くか
  • 指値はどこに置くか(部分決済していくならどの足か)

を分析します。

このとき大切なのは……

  • なぜその足で仕掛けられるのか?
  • なぜそのレートに逆指値を置くのか
  • なぜそのレートを指値に置くのか
  • なぜそこで利確するのか

論理的に説明できることです。

もしここで一項目でも説明に詰まるのであれば、それは手法に基づいた考察ではなくただの結果論ということになります(「チャート上で大きく動いたから仕掛けられると錯覚しているだけ」ということになる)。

結果論だと、実際はそのように仕掛ける or 利食いすることはできなかったと考えられます。

つまり、今のスキル状態でリアルマネーを投じてトレードをしても、理想的な結果が得られない可能性が高い……ということになります。

論理的な説明例

※2019/12/3 EURJPY 5分足、上のチャート一部拡大+数字追加

実際に上のチャート(足4での仕掛け)を例に論理的に説明すると……

 欧州時間スタート後は横ばいで方向感がなかったが、足1から始まった急な下降スパイクで、5分足レベルの流れは下目線になった。
 足2からプルバックの調整(フラッグの形成)が始まったので、以降プルバックの反転狙いかつ、足1から足2への下落と同等のスイング(メジャードムーブ)が期待できる。
 調整がウェッジのような波動を形成している中、足3がウェッジを上方向にブレイクした。一見下落継続が終わったように見えたが反転して上ヒゲのついた陽線で引けダマシの高値となった。
 次の足でウェッジ内に潜ったことにより、足3で買ったブル派は完全に逃げきれず含み損を抱えている可能性が高い。
 そのまま下落が継続し、足4(仕掛け足)でトレンドラインをブレイクしたところで逆にショートのチャンスが生じた。足3の安値もちょうど下回っており、ブル派としては最後の逃げ場と解釈できるため、ダブルの圧力発生の期待が持てる展開である。
 仕掛けパターンとしては失敗ブレイクからのパターンブレイク(tff/pb)に相当。逆指値は足3の高値の少し上で、ここを上回れば今度はブル派が勢いづくレートで、ベア派の最後の逃げ場といえる。
 指値候補は足1から2の下落幅を足3の高値から引いたFE(フィボナッチエキスパンション)100%地点となる120.188(メジャードムーブ達成、約37pips)。ここで全部利食いせずまだ引っ張るのであれば、トリプルゼロの120.000が妥当。1回目の指値候補でもRR比3以上が見込めるため仕掛けるに値する。
 足4のあとしばらく横ばいの調整が続いたがその後下落が始まった。ロンドンフィックスの18:00になってもメジャードムーブは達成していないため、このままポジションを持ったままオーバーナイトしても良いし、足5で半分利食いして残りはスイングしても良いと考える。逆指値は動かさない。
 基本的には指値に刺さるまで持つべきと考えるので、利食いするなら足5の引けで半分、指値をメジャードムーブ達成地点に置いて放置。※翌日指値に到達

FE(フィボナッチエキスパンション)を追加したチャート図、120.188がメジャードムーブ達成地点

と長文になりましたが、こんな感じで意図が説明できれば問題ありません。

途中の展開で利食いするかしないかについてまで言及し始めるとより長くなりますので、今回はそこは割愛しています。

もし、説明の過程で

ベア派
ベア派
なんとなくです

とか

ブル派
ブル派
トレーダーとしてのカンです

というワードが説明に入ってしまった場合、NG(結果論トレード)となります(「カン」が通用できるレベルでないことに早く気づかないといけない)

最初は仕掛けだけでもいい

トレードは、仕掛けだけでなく決済までがトレードなわけですが、最初のうちは仕掛けだけに特化してトレーニングする(仕掛けまでの根拠を考える)のは有効です。

エントリーもイグジットも両方同時に検証対象として行うと、失敗(損切り)した時に

  • 仕掛けそのものが悪かったのか?
  • 利確のルールが悪かったのか?

がよく分からなくなるおそれがあるためです。

「仕掛けだけ」を考える場合…

  • どの足で仕掛けられるか
  • 逆指値をどこに置くか

2点だけが明確に説明できればOKです。ゴール(利確)はとりあえず適当に置きます(例えば30pipsとか、RR比2となるレートとか)。

最初は仕掛けだけ検証して、仕掛けが上達したら次は利食いまで検証……という方法もあることを、頭の片隅にいれておくことをオススメします。

「仕掛けが上達した」と判断できる基準としては、ステップ4(未知のチャートでの検証)まで進んだ時に、仕掛けた直後に逆指値に到達したり、後々見直したら意味不明なところで仕掛けたりすることが減ったら「上達した」と判断できます。

たくさん探す

上記のような「仕掛けられる足」を、実際にトレードしようと思っている通貨ペアからたくさん探します

もちろん、仕掛け足候補が見つかるたびに論理的にその仕掛けが説明できることがポイントです。とりあえず30~50箇所くらい見つけます。

年に1回しか仕掛けられないようなパターンでは話にならないので、月に10~20回くらい仕掛けパターンが見つかれば理想です(5分足デイトレードの場合)。

失敗パターンも見つかればなお良い(理想)

この作業は基本的に成功パターンを見ていくことがメインですが、

仕掛けるに値する足だけど、仕掛けてたら損切りになった

という仕掛けパターンも見つかればなおいいです(PFの概算ができる)。

でも無理して探す必要はありません。

ステップ2:チャートを再生し、「約定の瞬間」と「決済の瞬間」のチャートを観察する

※仕掛ける瞬間のチャート。完成されたチャートで見た「仕掛け足」とはまた違う眺めに見えるはず。

ステップ1で「仕掛けられる」とした候補足について、仕掛け足の前(数本~数十本)の足からForex Testerで再生を行い、観察します

このとき意識したいのは、仕掛ける瞬間の全体的なチャートの構図を把握することです(特に仕掛け足を含む直近数本~十数本の足)。

セットアップ(例:ダマシの高値)が形成され、シグナル足が出現してから仕掛け足に至る……までの展開を観つつ、頭の中で他人に説明するかのようにつぶやく(実況する)のがスキルアップのコツです。

完成されたチャートでは、すでに下落している様子が見てしまっているがゆえに、「仕掛けられたに違いない」と思えるかもしれませんが、実際に仕掛ける瞬間は当然下落したことを確認してから仕掛けることができません(仕掛けてから下落するため)。

そのため、仕掛けるときのチャートの全体構図はこんなもの、ということをしっかり認識できれば、後々の似たような仕掛けパターンの出現時に仕掛けられるスキルに繋がります

※1回目の利食いタイミング候補

※指値に到達したときの様子

※↑の画像ではエントリーしていますが、エントリーせずに観察だけでも構いません。

ポイント:完成されたチャートからは仕掛ける瞬間の構図は分からない

「Forex Testerなんて不要」

と思っている方の多くは、完成されたチャートを見て「ここなら仕掛けられた」と分析できれば、今度似たようなパターンが出現したときに仕掛けられると思っておられるのではないかと考えます。

しかしながら、完成された後に見る仕掛け足近辺のチャートと、仕掛ける瞬間のチャートは全く似つかないものです。

仕掛ける瞬間のチャートを見て本当に仕掛けられるかどうかは、その仕掛け(に似たチャート)の瞬間を何種類も観察し、そして仕掛けて初めて身につくものです。

プルバックの反転などはまさにその典型です。完成されたチャートを見ると「これほど分かりやすい仕掛け足は存在しない……」なんて思うかもしれませんが、仕掛ける瞬間は逆方向に推移しそうに見えなくもありません。

再生速度の目安

仕掛け足が1分足や5分足でスキャルピングを行うことを想定している場合、コマ送りの間隔はEvery Tickが推奨です(速度はおまかせ)。

仕掛け足が1時間足以降なら1 Minute5 Minuteにするなど、コマ送りの速度を調節することが効率化のポイントです。

あくまで目安なので、自身が納得して検証できる速度で行うことをオススメします。

 プロジェクト作成時の話になりますが、テストクオリティの高度な設定で、[ティック生成時にボリュームを使ってランダムにティックを変換]を選択することをオススメします(下画像)。
 ”Every Tick”で再生する際に、より現実に近い動きをします(ただし現実通りの動き通りではないことに注意)。
 [OHLCポイントでティックを変換]だと、チャート上の1分間で4ティック(陰線なら、寄り付き→高値→安値→終値)しか動かないため、成行で仕掛けづらいという問題があります。

※プロジェクト作成→テストクオリティ→高度な設定で表示される画面です。

ステップ3:ステップ1→2を繰り返す(1仕掛けパターンあたり3回くらい)

ステップ1で仕掛けられると判断できるトレードについて、それぞれ複数回(3回くらい)観察を行います(約定・決済の有無は自由)。

Man
すでに「この足から動く」って分かってるものを観察してて意味あるの?

と思うかもしれませんが、最初のうちはセットアップ→シグナル足→仕掛け足とチャートが出来上がっていく様子をあらかじめ理解しつつ観察することで、スキルが磨かれていくと考えます。

でも、ただ眺めているだけだとやっぱり何も身につかないのでお気をつけください。

いきなり未観察チャートで検証を始めたらどうなるのか?

スキルがついてない状態で、いきなり現実と同じ環境で検証を行っても(未観察の過去チャートを再生しても)、

  • 何に焦点を当ててトレーニングしているかが明確ではないから、結局何も身につかない(身につくのはForex Testerの操作スキルのみという惨状)
  • 結局根拠のないタイミングで仕掛けたりするので、損切りしたり、たまたま上手くいったりするのを繰り返す(=これが冒頭で説明した、いわゆる「じゃんけん」の状態)

となって、無駄な検証時間を過ごし、「やっぱり検証しても意味ないじゃないか」となってしまいます(ゲームオーバー)。

ステップ4:未分析の相場チャートを再生し、同様の手法でトレード検証を行う

ステップ3で経験を積んだら、今度はついにまだ分析してない、もしくは分析したところからもっと離れた日時からスタートして検証を行います

このステップで自身が想定している仕掛けができて、かつ結果を残せるようになってきたら、本番でも安定して勝てる可能性が大いに高まります

うまくいかなかったとしても、決してあなたのポテンシャルの問題ではない

このステップで結果が出なかったとしても焦ってはいけません。またステップ3に戻って繰り返し検証を続ければ、いずれ結果が出てきます

何回もステップをループしても結果が得られない場合……もしかしたら、検証している手法が非現実的な手法である可能性が高いと考えられます。

完成されたチャートだと仕掛け足に見えるものの、再生したら仕掛けられないというのは、あなたに問題があるのではなく、手法に問題があります

手法を修正するか、根本から代えてステップ1から始めることを推奨します。

余談:4ステップを別の分野(野球)で例えるとこうなる

上記の方法は果たして効果的なのかどうか疑問に感じる方もおられるかと思います。

ただ、私は効果的であるという確信があります。

というのも、上記4ステップの流れはFX(相場)に限らず、反復練習を必要とするとされる分野において、似たようなプロセスで鍛錬がなされているからです。

野球(バッティング)のスキルアップ方法例

 私の好きな野球(バッティング)で、上記検証プロセスとの共通点を説明したいと思います。

ステップ1:相場を見て考えるのは「技術(打撃)論の理解」に近い

※引用元:N’s style中村紀洋公式チャンネル内動画より

バッティングで例えると、ステップ1は技術論の理解に相当します。

投手が投げるボール(◯◯投手が投げるスライダー)をバットでどう捉えるか(もしくは見送るか)を頭で考えて、どのように体を動かすかについて考えるステップです。

相場における

  • ここで買えた
  • ここで決済できた
  • ここで損切りすべき

という分析と、分野は違えどステップとしては同じと考えます。

ステップ2:チャートの観察は「基礎練習」に相当

ティーバッティングをする大谷翔平選手(日ハム時代) 引用元:YouTubeより

ステップ2をバッティングで例えると、ティーバッティング練習に例えられます。

試合では投手が投げたボールを打ちますが、練習メニューのひとつとしてバッティングティーと呼ばれるスタンドに置いたボールを打つ練習があります。

野球を知らない方からしたら「止まったボールを打つなんて、そんなの小学生とかの初心者がやるやつでしょ?」と思われるかもしれませんが、実はプロ野球選手も日々やってます(上の画像では今やメジャーリーガーの大谷翔平選手もNPB時代にやってる、おそらくMLBに移籍した今もやってる)

ティーバッティングは、スタンドをどこに設置するかでコースを指定することができるため、「インコース高めのボールを上手く当てるにはどう体を動かしたらいいか」というような具体的な練習が簡単にできます。

投手が投げるよりも確実に同じゾーンを何度も練習できるという点で、ティーバッティングの価値があります。

Forex Testerを使った検証も似たようなもので、「すでに分析済みのチャートだからここから上昇する」とわかっていようがいまいが、上昇の直前直後を観察して特徴を見極めるという作業が重要になると考えます。

ステップ3:実践前の練習

引用元:YouTubeより

ステップ3を野球で例えると、ピッチングマシーン(打撃投手)の球を打つ段階です。

まだこの段階では、どのような球種がどのゾーンに投げてくるか分かっています。

それを繰り返し練習するのは、頭で考えた動きを実際に動かせるようになるためであり、精度を上げるためでもあります。

FXも同様で「このあと上昇する」と分かっていようがいまいが、仕掛けるべきタイミングで正確に仕掛け、そして決済(利確or損切り)するという練習が重要であると考えます。

ステップ4:本番さながらの練習

引用元:読売ジャイアンツ公式(YouTube)

そしてステップ4は、試合形式の練習場面もしくは打撃投手相手に実際にスイングする場面に相当します。

この段階でようやく球種・コースともに不明というシチュエーションで打つことになります(打撃投手相手なら指定もできますが…)。

ここで成果が出せれば本番でも成果が出せる(根拠のある)自信が生まれますし、全然ダメならまたステップを戻してやり直し……となります。

その他分野でも例えることは可能

もちろん野球以外でも、同様のステップで訓練を行うカテゴリはたくさん存在します。

サッカーバスケットボール卓球テニスも……そしてスポーツ以外なら料理書道麻雀などいろいろ挙げられます。

コンピュータに依存しないよう人間的スキルが問われる分野では、概ね上記のステップで鍛錬していると考えます。

特に料理は上達のプロセスにおいてFXと共通点が多いと思います。料理人は料理のスキル上達のために、同じ料理やダシ(ベース)を何度も作っては味見し作っては味見し…を繰り返します。

まさにFXにおける検証と一緒に感じませんか?

まとめ

検証するベア派(イメージ)

結局のところ、高い技術性と専門性を必要とする職人気質の職業であるトレーディングは、反復練習が不可欠であると実感させられます。

何度もチャートを巻き戻したり再生したりして同じ場面を何度もトレードすることができるForex Testerは、この上ない検証ソフトです。

Forex Testerの真髄はまさにこの反復練習ができるところにあると考えます。

単にチャートをストリーミング感覚で垂れ流して検証する方法も、人によっては合うかもしれません。

しかし、その方法は、全くチャンスの無い場面を延々と見続けることにもなりかねないため時間効率が悪く、また、ものにすればものすごいリワードが得られたかもしれない手法(構想)を検証開始序盤の連敗で諦めてフイにしてしまう可能性だってあると考えます。

本記事ではForex Testerを使って効率的にトレーディングスキルを上げるための一方法を提案したにすぎません。

本記事以外の方法論も多くあると思いますので、あなた自身に合った効果的な方法を追求していただければと思います。

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コメント

  1. 細川ヤスヒロ より:

    素晴らしい内容で参考にさせてもらっています。勉強会などはされていますか?

    • MC より:

      > 細川さん
      こんにちは。お褒めいただきありがとうございます。

      >勉強会などはされていますか?
      現在サイト主催の勉強会等は実施していません。
      (元)会社同僚と毎週末振り返り的なことを最近始めたのですが、その程度です(大したことはしていません^^;)。

      もしある程度の収入(トレードだけで生活できるレベルの収入)が得られるようになったら始めるかもしれませんが、
      現在本業のほうに力を入れており、しばらく先の話になりそうです……。

  2. 検証に行き詰っていたので、参考にさせていただきました。
    どうもありがとうございます。

    • MC より:

      こんにちは。参考になって嬉しいです。

      今後も役立つコンテンツを作っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

  3. 波野ナミコ より:

    FT5を買ったのですが検証の方法が今一つ理解できなかったのです。とてもよくわかりました。感謝です!

    • MC より:

      コメントありがとうございます。

      まだ記事にはしていませんが、最近は上記の内容に加えて、チャートを垂れ流し(再生状態)にしつつ「延々とポリラインで波動を描く」という練習もしています。

      これは時間的な意味でにほぼ等間隔(もちろん多少誤差はある)に安値を一旦つけることの認識と、時間軸に応じて周期的な波動が存在することの確認を行うことが目的です。

      1つの時間軸だけでトレードを行う方も、マルチタイムでトレードする方もどちらにも有効だと思っていますので、是非お試しください。

  4. atz より:

    初めまして。有用なサイトをありがとうございます。
    FT2を買ったままお蔵入りしていたのですが、FT5にアップグレードして
    行き詰まっていました。
    サイトをじっくり見させて勉強させて頂きます。

    • MC より:

      atzさん

      コメントありがとうございます。本記事の内容が参考になりましたら幸いです。
      あくまで一例でしかありませんので、ご自身に最適な方法を見つけていただければと思います。

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