Forex Tester 4で検証した内容を将棋の感想戦的感覚で報告しているだけの記事です。
一応ボルマン本的、ブルックス本的な手法で仕掛けているため(つもり)、検証題材(≒反面教師)としてお使いください。
前回の記事はざっくり書いたつもりですが、今回はそれ以上にざっくり書くという名目で約2週分を一気にまとめました。
概要(検証ルール)
- 使用ソフト
Forex Tester 4(FT4) - 検証時間帯
東ヨーロッパ時間の9:00~19:00(冬時間は8:00~18:00) - 検証通貨
ポンド円(GBPJPY) - 仕掛け足の時間単位
5分足 - 相場分析用に見た時間足
15分足
1時間足 - 備考
デューカスコピー・ジャパンのヒストリカルデータを使用
スプレッドなし
20, 25本EMAを表示(直線が20本で破線が25本)
事前のチャートチェックなし
検証結果(2/18~2/22)
チャート画像は非常に大きいので(PCで見ることを想定しています)、クリックして拡大表示するか、DLしてインターネットブラウザとは別で開いてご覧ください。
参考までに、期間中の1時間足、15分足を先に公開しておきます:
ポンド円 1時間足 2/18~28、ツール:FT4、ヒストリカルデータ:デューカスコピー・ジャパン
ポンド円 15分足 2/18~22、ツール:FT4、ヒストリカルデータ:デューカスコピー・ジャパン
2月18日(月)
0勝0敗
15分足レベルで確認できる上昇トレンドラインに対してアクションを起こさず見送りのオンパレード。
足1が高値2の足であるものの、シグナル足が陽線だけどはらみ足で他に根拠がなく仕掛けず(上昇トレンドライン上で反発したけど、EMAとの兼ね合いがイマイチ)。
仕掛ければトリプルゼロまでで3:1のリワードが得られたが……?こういう見逃しをすると、「EMAいらなくね?」と思ってしまう。
2月19日(火)
0勝2敗
たぶん完成されたチャートを見ると、足2のパターンブレイクプルバックなんて誰しもが思いつくエントリーポイントだと思う。
なのに自分が仕掛けたのはその前の高値2の失敗の陰線反転足だった……。
1回目の失敗はともかく、2回目の仕掛けはトレンドフォローに反しているし、もうド素人が仕掛けたトレードみたいで恥ずかしいを通り越して腹が立った。
足1はものすごい勢いで落ちた(4本値で検証していることもあって)ため仕掛けられず。やはり5分足検証をちゃんとやるにはVIPデータが必要か。
足1はリアルだったら仕掛けられたかもしれないけど、メチャクチャスリップしそうな気はする。
2月20日(水)
1勝0敗(審議あり)
欧州時間帯後半でバーブワイヤー的展開がずっと続いている中で、下抜けが失敗ではないものの下影陽線を足2で記録したから、「上に抜けたら買おう」と思ったらものすごい勢いでレートがぶっ飛んだ(ティックデータがないため)。
なので、「成行だったら入ってた理論」を採択して、一旦巻き戻して入ったであろうところに逆指値を置いて仕掛けた。
一番高値付近でRR比3.0に到達していたので、そこで満足して利確していれば限りなく最高に近い大成功だったが、トリプルゼロ(直近高値)の到達を待った結果履歴のように残念な結果になった。建値で終われただけ良しとするべきか……
そもそもこの高騰はただのブレイクアウトなのか要人発言系なのかは定かではない(資料らしきものはなし)。
チャネルの中はいい仕掛けが見当たらず。ブレイク前のシグナル足(足1)は良さそうに見えなくもないけど……
2月21日(木)
1勝0敗
結果論を書くと、パターンブレイクの仕掛けの指値は、直近安値地点(”fund.”の足の安値)に置いておけばよかったなと。
指値到達でRR比3はあったので、それで満足すべきなのかもしれない。最近はその辺で葛藤している(指値置いちゃうか、引っ張れるところまで引っ張ろうとするか)。
あと、ストップを建値近辺に置くタイミングが悪すぎた。高値を切り下げてから置いておけば、ポジションがド高値で刈られることはなかった。
引っ張るつもりなら高値を明確に切り下げたと確認するまでは動かさないというルールを作って貫きたい。
あとは、足2が逆張りながら仕掛けられる余地があるかもしれない。足1は不明(見送り?シグナル足はいい感じに見えるけど……)。
2月22日(金)
0勝1敗
数時間に及ぶバーブワイヤー的展開(厳密にはボックス)で果敢に仕掛けて敗北。足1か足2で仕掛けられれば勝利の栄光を手にした。
その後の上昇は安値2の失敗のところ(tff)で仕掛けチャンスがあるかどうか。ちょっとストップは遠くなるけど。
勢いある上昇と、17:30頃からあったらしいECB総裁発言の影響の関連性は不明。
検証結果(2/25~2/28)
28日までということで、金曜日はなしで木曜日までです。
参考までに、期間中の1時間足、15分足を先に公開しておきます:
ポンド円 1時間足 2/18~28、ツール:FT4、ヒストリカルデータ:デューカスコピー・ジャパン
ポンド円 15分足 2/18~22、ツール:FT4、ヒストリカルデータ:デューカスコピー・ジャパン
2月25日(月)
0勝1敗
トリプルゼロからの反発でトレンドラインをブレイクしたあとの展開で売ったものの失敗。
足1のダマシの安値からの反転は、長く続いた緩やかな上昇ライン近辺での展開とあって仕掛けるべきだったのかもしれない(EMAの存在が目障りな例)。
2月26日(火)
1勝0敗
足1のパターンブレイクに関しては2つの懸念点があったが、形が良かったので仕掛けた:
- 12:00からカーニー英中銀総裁の定例発言あり
- すぐ上に146.000のトリプルゼロラインあり
大雑把にフィボナッチ(ABC調整、またはN波動)をイメージしていたせいで、ドンピシャの利確をすることはできなかったが(146.8に指値を置いていた)、想定通りの値幅が動いた(FEの始点は15分足チャートを参照)。
3回目の利確は足2で行いたかった(高値を付けてから1本前の安値を下回ったタイミング)。
急騰が要人発言によるものか、プライスアクション由来なのかは不明だが、プライスアクションを根拠に仕掛けることはできると思う。
17:00以降の激しい値動きは、FRB議長(バーナンキ……じゃなくてパウエル氏)発言の影響を多少は受けていると考えられる。
2月27日(水)
0勝0敗
値動きのないレンジから突如強い上昇トレンドへ。これという明確な仕掛け足が見当たらず仕掛けられなかったパターン。
足1や足2などのプルバックから仕掛けられないといけないような気がするが……
足1はともかく、足2は次の足が高値2となるため、仕掛ける余地はあったかも。
2月28日(木)
0勝0敗
レジスタンスラインを延長すると、足2がアセンディングトライアングルのパターンブレイクプルバック、もしくはプルバックの反転足に見えなくもない足。
仕掛けられそうなのはそこくらい。足1のトリプルゼロでの明けの明星っぽいところの仕掛けは勝率は期待できないと思われる(これだけを検証してみたら案外高いのかもしれないけど…)。
総評
データ
トレード数※:37
勝ちトレード:21
負けトレード:16
勝率:56.8%
利益計:3271.58ドル
損失計:1819.76ドル
総利益:1451.82ドル
利益率:12.20%(11898.52ドル→13350.54ドル)
PF:1.80
※2回に分けて利確すると、1回の仕掛けでもトレード数は2になります。
月利12.2%と考えれば上々と言えば上々ですが、検証以上の結果を本番で出せるとは思えないので、もう少し良い結果を検証で出せるようになりたいです(特にPF)。
いい仕掛けを見逃すのは防ぎたいところですが、それ以上に犬死にと揶揄できそうなトレードを減らすほうがPFが伸ばせると思っています。
部分利確込みで勝率57%なので、おそらく実質30~40%ということになるので、まずはこれを50%にしたいですね。
今後の予定
もう一回この19年2月のポンド円を検証してみようと思っています。
1回目と全く同じ結果になるのか、1回目より良くなるか、はたまた1回目より悪化するのか……
1回やった分、おおまかな展開が頭に入ってしまっているのでよくなる可能性は高いですが、案外変な観念が入って悪化してる可能性もあるのでそれが恐ろしい……
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