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FXトレードで感情を一切起こさないための3つの考え方

 この記事では、トレードにおいて感情を一切起こさないようにするための「考え方」についてまとめています。

 感情を一切起こさないようにするには最終的に訓練と慣れが必要ですが、その前に考え方が1つ違うだけでその習得までの道筋が具体化できると考えています。

 そもそもなぜ感情を起こさない方が良いのかについては、別記事を参照ください。

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考え方1:勝率100%のトレード手法は「存在しない」ことを心の底から理解すれば、損切りに不満を覚えなくなる

久しぶりにEURUSD5分足をForex Testerで検証したときの初日の結果。裁量的なトレードを仕掛けると、優位性が高いと思っても簡単に損切りに達する。

 トレードを行う限り、損切り機会は必ず発生します

 その理由は、勝率100%の手法が原則存在しないからです(たとえ0.1pipsでも抜けば勝ち、という定義においても勝率100%の手法・トレーダーはいないと考えて良い)。

※「原則」と書いたのは、トレードをする必要がないくらい富を持っている方が全財産をフルレバで賭けるようなトレードを行えば、為替(株価)レートの操作くらいは十分可能…という屁理屈に対応するためで、99.999…%以上の人にとっては不可能な手法。

 これは、どれだけ優秀な手法やトレーダーでも損切りは必ず行っているということになります。これはトレードを行う限り永遠に揺るがない事実です。

それでも「いや、勝率100%の手法はきっとある」とお考えの方は、このサイトを見ても得られるものはないと思いますので、とりあえずYahooへどうぞ⇒Yahoo Japan

100%のトレード手法が存在しない一例とその理由

 簡単な例として、上画像のような下降トレンドラインブレイクでのエントリーで考えてみます。

 いわゆるポールフラッグスイングを狙ったトレードです。それなりの勝率とリワードが期待できるため、このシチュエーションを迎えたらタイミングよく仕掛けたいパターンです。

 しかし、場合によっては上画像の右側のように、ブレイクがティーズブレイクになって失敗することもあります。

 ブレイクするまでは一緒(似たパターン)だったら、ブレイク後まで必ず一緒(必ず似たパターン)になるということは断言できません。

 もし「ブレイクするまでが同じだったらブレイク後も同じ結果にならないとおかしい」という考えがある場合、それは

両パターンにおいて、マーケットにいるトレーダーの参加者が完全一致していて、参加者の判断(仕掛けるか仕掛けないか、買うか売るか)と取引量(何ロット張るか)も両パターンで完全に一致している。っていうか、一致していなければならない

と言っているに等しいことになります。

 あなたは両方のトレードに参加し、両方で同じロット数を張ったかもしれませんが、近所に住むトレーダーは右側だけ参加していたかもしれませんし、巨額を投じる某プロップファームは左側だけ参加していたかもしれません。

 誰か一人でも欠けたりニュープレイヤーが参戦したり、既存のプレイヤーが仕掛けたり仕掛けなかったした時点で、ブレイク前後の展開が一緒になることはない…一見屁理屈に感じるこの理屈ですが、これはトレードにおける真理の1つといえます。

 値動きをパターンとして分類することは安定した成績を収めるための有効策ですが、目の前で起こっている瞬間瞬間の値動きは過去に一度もない唯一無二の値動きである、ということを認識することは重要です。

 もし勝率100%を望む場合……、上画像の例のような比較的勝率が高いとされるパターンですらトレードすることは許されなくなります(ブレイクが失敗する可能性が十分あるため)。

余談:天才トレーダーはそうやすやすと存在しない

Man
だれか
こんにちは、私は凄腕の天才トレーダーです。お金が増えすぎて飽きたので弟子を募集します。興味のある方は私のp(省略)

 もしあなたが↑のような勝率100%やそれに準ずる勝率を自称している「自称天才トレーダー」をネットなどで見つけたとしたら、その人はおそらく…

  • トレード未経験者(「TOEICの自己最高スコアは1000点」とか言っちゃってる感じ)
  • 素人レベル(実は1勝0敗)
  • 勝ちの定義を置き換えている(強制ロスカットされなかったトレードを全部「勝ち」と定義している、など)
  • はたまた本当の天才

のどれかだと思います(※参考:TOEICテストの最高点は”990点”です)

 私達のような凡人には理解できないレベルのトレーダーも世界にはたくさんいらっしゃると思いますが、そんな人が「さらにSNS上で天才を自称する確率」となると更に下がるので、いないと思ったほうが健全です。

考え方2:大原則「損切りは必要経費」を正しく理解すれば、損切りに動じることはなくなる

損切りは必要経費

 この言葉は過去にどこかで一度は目にしたことがあるかと思います。

 「損切りは必要経費」という言葉に納得しているつもりでも、実際はそうだと心の底から確信していない方は多いのではないかと考えます。

「損切りは必要経費」を腹落ちしてない人の行動例

 最も典型的な例が上のようなパターンです。

 「損切りは必要経費」だと納得しているため、トレードを仕掛けると必ず逆指値を設定するというところまでは必ず行います。

 しかし、実際レートが建値から逆指値方向に近づいたとき、まだ逆指値まで達していないにも関わらず「このポジションはこれ以上保有しても損するだけ」と手動で損切りを入れてしまっています

 この行動は、逆指値を設定することで損切りは必要経費だと自覚しているように見えて、実際は1円も損をしたくない(必要経費だと確信できていない)と思っていると同時に、仕掛けた時点で逆指値に到達するシナリオを一切描いていない(上昇するに決まっていると確信している)ことが見受けられます。

 もし損切りは必要経費だと確信しているのであれば、途中で損切りすることこそ無駄な行為であることを理解しているはずですし(「ドテンしよう」と思うほどの強烈な反転パターンが現れた場合を除いて)、逆指値に到達するまではまだ失敗と確定していないと認識しているはずです。

 これは最初にも取り上げた「目の前で起こっている瞬間瞬間の値動きは、過去に一度もない唯一無二の値動きである」ということにも関連してきます。

「損切りは必要経費」だと確信するには

 上の例のような行動をせず、逆指値に到達して損切りが執行される様子を淡々と見送ることができるようになるためには、事前に以下のような準備と理解が必要です:

  • 今仕掛けようとしているパターンの「勝率」(or PF)はいくらか(=優位性があるのか)を把握していること
  • 仮に勝率6割としたら、「4割」という失敗発生事象がどれくらいの感覚(間隔)なのかを理解し体感すること

 まず前者に関しては検証を行うことで見出すことが可能です。

 検証で得られた結果は、他人や本から聞いた情報よりも圧倒的に信用できる情報です。

 ブレイクアウト(と思った展開)で仕掛けたら、どれくらいの勝率で、どれくらいの利益を生み出せるかが、目の前にハッキリと数値として現れるからです。

 もちろんリアルトレードを複数繰り返すことによって見出すこともできますが、見出すまでに時間と検証ソフト(例:Forex Tester)を買う以上の経費が生じるため推奨しません(特にスイングトレードなら、月/年単位の時間を費やしてなお良い結果が得られる保証がない)。

 後者(負けトレードが生じる感覚・間隔)に関しては理論的にも求められますし、簡単に実験することも可能です。

 失敗率4割(40%)を理論的に解釈すると……

  • 5回トレードを仕掛けたら2回損切りになる
  • 2回連続で損切りになる確率は16%
  • 3回連続で損切りになる確率は6.4%
    ⇒100回トレードしたら、3回くらいは3連敗してもおかしくない計算

となります。

 実験する場合、ストップウォッチを再生して適当な時間で止めた(ラップした)ときに、1000分の1秒の値が1~4である確率が40%(≒損切りする確率)ということになります。

※「1000分の1秒」単位を人間が操作する(狙って止める)ことはほぼ不可能なので、1000分の1秒単位で出てくる数字は実質ランダムな数字といえる

試しにやってみると、4連勝→2連敗以下勝ちと負けの繰り返しという形でちょうど勝率6割(損切り率4割)になった。もちろん10連勝したり5連敗することも有り得る。それにしても、なぜか全部偶数…(機械的な問題なのか偶然なのか…)

逆指値に設定したレートの意味について理解する

 逆指値は「そこ(逆指値)まで来たら、今回のトレードは優位性が失われたと判断できる」という位置に本来置いているはずです。

 もしそうでないとしたら、「損切りは必要経費」という名のもと、

ブル派
とりあえず逆指値置いておけばいいんでしょ?

くらいの気持ちで逆指値を適当に設定している可能性が高く、到達するとは夢にも思わないという面持ちで逆指値を設定している可能性が高いです。

 到達するわけがないと潜在的に思っているので、逆指値に到達したときには

ブル派
相場に裏切られた!

というような感覚に陥り、負の感情が湧きやすくなります。

 逆指値に到達するまでは優位性はある「はず」なので、途中で成行で損切りを行うことは単に「損失を減らしたい」という根拠無視の感情(願望)を優先した行動と言えます。

 無論、ドテンしたいくらいの明確な反転パターンがチャート上で生じたら成行で決済すべきですが、そうでない場合や反転を認識することが難しい場合は逆指値に到達するまでポジションは保有すべきですし、そのような規律(途中で切らない手法)でもって利益があがる手法を確立したほうが、より楽にトレードが行える(感情を起こさずにトレードしやすい)と考えます。

考え方3:お金が「増え続ける」ことを確信したら、増える過程に喜びは感じなくなる

 トレードに感情を持ち込んでいる場合、どれだけ資産を順調に増やしていても損切りするたびに腹が立ったり裏切られたような気持ちになっていたとしたら、果たしてそれは幸せでしょうか?

 「負の感情があるから喜びもひとしお」でしょうか?しかし、私はその「喜び」さえも不要だと考えています。

サラリーマンは給料日に喜ぶか?

 読者が社会人経験があることを前提で話をします。

 就職し、初任給をもらった時はなんともいえない嬉しさがあったかと思います。

 私自身嬉しかった記憶があります。家族で食事に行って初任給でごちそうしたことも今となっては遠い思い出のひとつです。

 しかしこれが半年、1年後、2年後……と年月を重ねたらどうでしょうか。それなりに貯金が溜まってくると給料が銀行に振り込まれたからといって特別喜びの感情は湧かなかったのではないでしょうか?

 私なんかはその日が給料日であることすら気にしなくなり、「あっ、昨日給料日だったか」なんてこともザラでした。

 私と同じような経験をされた方は少なからずいらっしゃると思います。

 要は、この例から言えることは、以下の2点です:

  • 毎月一定間隔で給料が入ってくる(お金が手に入る)ようになると、給料日であろうと別に喜びは感じなくなる
  • 人はお金をもらうことに慣れると、お金が増えるとしても別に喜びを感じなくなる

安定して勝てるスキル≒給料

 トレードに置き換えると、もし安定して勝てる手法(優位性のある手法)を確立することができれば、それは給料日が存在するのとほぼ同義になります。

 「安定して勝てる手法を『確立した』と確信する方法」はいろいろあるかと思いますが(私は検証で結果を残すことが最善だと思う)、確立さえすれば、給料日でも特に喜びはなかったあのときと同じような感覚に至ることはごく自然の現象です。

 これは言い換えると、トレードでうまくいったから喜ぶ…という感情の獲得は、(初任給で喜んでいた新人社員のように)トレーダーとして未熟であると言っても過言ではない……と解釈できます。

 最終的に、常勝トレーダーになった暁には勝っても別に嬉しくないという境地に達することが伺えます(熟練したトレーダーになった証ともいえる)。

Man
トレードして勝てて嬉しいという感情は、「不要」というよりは「消滅する」ということですね。

人は、当然だと確信していることに感情は起こらない

 人は当たり前だと感じることに喜びを感じなくなります

 例えば、定期的に乗っている電車の切符を買ったときに「やった!これで◯◯駅まで行けるぞ!」と思う人はまずいないでしょう。

 切符が手に入ることは当然だし(対価としてお金を払っているからなおさら)、電車に乗れば指定の駅まで行けることもまた当然(切符を買ったことによる対価)だからです。

 このような例は挙げるとキリがありません:

何も感情は湧かないはずです。逆に当然でないことが生じたら人は感情を覚えます(蛇口をひねったのに水が出ない、など)。

 これらの例と一緒で、利確してお金が増えていく過程も、損切りを行ってお金が減る過程も

Man
トレーダー
トレードで資産を形成するにあたって当然の出来事だよね。

と確信できれば、トレードに際して一切感情は起こらなくなるでしょう。

(余談)そもそも給料日に喜びが湧かないことは理想なのか?

 「お金がもらえることに喜びを感じなくなったら終わりでは?」という意見もありそうなのですが、私の感覚では、

「仮に今月の給料支払いが来月に延期されても、向こう1年は困らないくらいの貯蓄がある」というところまでお金が貯まると、大半の人は喜びを感じなくなるのでは?

と思っています(金銭感覚は人によって違うので、絶対こうだとは断言しません)。

 また、「お金より休みが欲しい」というくらい労働時間が長い場合、お金をもらうことに喜びを感じなくなるのではとも思っています(こちらはやや精神的な問題かも)。

 「お金をもらうことが嫌だ」と感じさえしなければ、別に喜びが湧かないことは問題ないのではないかと考えます。

まとめ

  • 損切りは起こりうるものと確信すれば、損切りでネガティブな感情が起こることはなくなる
  • 「損切りは必要経費」を心から確信すれば、中途半端なタイミングで損切りしようという感情が起こらなくなる
  • 優位性のある手法を確立すれば、利確してもポジティブな感情が起こることはなくなる

そして、これらの内容を完全に「確信」まで持っていくためには訓練が必要になる……と考えます。

人間はそう簡単に確信に至れない何よりもの証明

本を読んだり自己啓発セミナーに受けた直後は、人は「明日から変われる!」と納得できる。しかし時間が経つにつれてその考えはあっさりと上書きされ、変われなかったことに一層自信をなくしたり、「変われない」という逆の確信を得るきっかけにもなりうる。

 さて……本記事をここまでを読まれた方にお伺いしたことがあります。

 本記事を読んで「トレードで感情を起こさない考え方が分かったから、もう今後は感情を起こさずにトレードできそうだ」と思われましたか?

 私は上記の質問にどう答えるか、絶対の自信があります。答えは「No」でしょう。

 私自身、上記の内容を他人(それもトレードで勝ちまくっている人)から聞いたとしたら納得こそするかと思いますが、明日から感情を起こさずにトレードできるなんて毛頭思わないし、できないだろうと思います(思えたとしても10トレード以内に疑心暗鬼に至るはず)。

 一番の理由は、確信に至れていないからです。

 論理的に理解できたとしても、無条件で(条件反射的に)同意できるというレベルにまで至ることはできないと思います。

 あらゆる論理や観念が確信に至るには、一生頭から離れないレベルの衝撃を受けるか(一種の「トラウマ」)、何千、何万という試行の上でたどり着くか(一種の「悟り」)、あとは「洗脳」も含めるとほぼ3択だと考えています(※洗脳は深く掘り下げないことにします)

 トラウマは基本的に負の記憶のものが多く、今回のような考え方を衝撃的な方法で確信するのは難しいと思います。

 …ということは、消去法的に何千、何万という試行によって悟りの境地に達しないと、今回の考え方を確信するのは難しい……と考えます。

なにせ、記事を書いてる私自身がまだ完全な確信に至れていませんからね(苦笑)。
絶対間違いない、と論理的に理解はしているのですが…

つづき

 最も簡単かつ効率的に「FXトレードから感情を捨てる」ための訓練法についてまとめました。

Man
現在作成中です。しばらくお待ち下さい…

参考文献

 当記事はマーク・ダグラス著「ゾーン」を始め、心理学・脳科学の表面的なところをさらって凝縮しているような内容となっています。

 相場心理学の内容に関しては、「ゾーン」を読めばこの記事の100倍くらい濃い内容が記述されています(様々な切り口で解説されています)ので、興味をもたれた方は一度手にとってお確かめください。

※関連書籍

  • 相場心理学
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