スポンサーリンク

アル・ブルックス本における「セットアップ」の意味とパターンについて(1/2)

ブルックス本ではセットアップ(setup)の意味が用語集に記載されていますが、その意味に関しては一般で用いられる「セットアップ」と対して変わらないと考えます(一般でセットアップという単語を使う機会は少ないかもしれませんが)。

記事作成にあたり一度本を読み直してみたところ、私が勉強していく中でイメージしていた「セットアップ」と少し異なっていたところがあったため、定義の復習を兼ねて本記事でまとめたいと思います。

本を読み進める上で理解しておくという点で参考にしていただければ幸いです。

本記事は、ブルックス本(プライスアクショントレード入門、プライスアクションとローソク足の法則)の内容から得たものに対する、FXプライスアクション研究所独自の解釈が含まれています。

アル・ブルックス氏本人による分析、トレード手法を学びたい方は、書籍をご確認ください。

スポンサーリンク

セットアップ 概要

プライスアクショントレード入門におけるセットアップの概要は以下のとおりです:

1本以上の足で形成されるパターンで、仕掛けの注文を出すもととなる。
もし仕掛けの注文が執行されると、セットアップの最後の足がシグナル足になる。
セットアップの多くは1本の足でできている

アル・ブルックス著 井田京子 訳, プライスアクショントレード入門 用語集より p.569

1本以上の足で形成されるパターンもあるものの、大半は1本と記されています。

一方、仕掛け足のすぐ前(≒1本前)の足である「シグナル足」の定義には、「セットアップの最後の足」と記載されています。

……ということは、大半のセットアップ足は、セットアップ=セットアップ足(1本)=シグナル足ということになります。

なお、後発として出版された「ローソク足の法則」ではセットアップの説明文が多少変わっており、「1本以上」が「1~2本」になっていますが、多くは1本の足でできているという部分に関しては不変です。

1本で形成されるセットアップの典型例

展開(トレンド)等は深く考えないこととして、1本で形成されるセットアップとしてよく言われるパターンは以下のようなパターンが挙げられます:

反転足

反転足は最も典型的な1本で形成されるセットアップの例といえます。

その反転足1本の中でブル派ベア派力の勢力図が入れ替わったことを示しています。

反転足が引けて新しい足が寄り付いたら、反転足の安値の下に新規の逆指値注文を入れるのがブルックス的手法です(売る場合)。

注文が入ったら、反転足がセットアップ足かつシグナル足となります。

ミクロダブルトップ・ミクロダブルボトム

ミクロダブルトップミクロダブルボトムは特にブレイクアウトやトレンドの強い展開時に発生しやすい足の形成パターンです。

1本目が引けた時点ではセットアップとはいえませんが(レッグの終わりを告げるような足)、2本目がヒゲの小さいダブルトップまたはダブルボトムをトレンド方向側に形成するとセットアップとなります。

ミクロダブルトップは高値を上抜けた時点、ミクロダブルボトムは安値を下抜けた時点で仕掛けます(逆指値注文を入れておく)。

「これらは2本以上で形成されたセットアップでないのか?」と思えなくもないかもしれません。

ただ個人的見解としては「どちらでもよいのでは?」というのが本音で、2本目の足がシグナル足で3本目の足が仕掛け足という点さえ共通認識できていれば問題ないと考えています。

(三川)宵の明星、明けの明星

宵の明星は、大陽線のあとに実体の小さい足が続き、その後カウンター方向への流れ(大陰線)が続くパターンです。

明けの明星はその逆です。

2本目の足がヒゲの長い反転足なら、なおトレンド反転の展開が期待できます。

これらの2本目の足は明けの明星の3本パターンを構成するためのセットアップ足といえます。

3本目の足の安値が1本前の足の安値を下抜いたタイミングで仕掛けます。

oio(包み足→孕み足→包み足)

比較的スキャルピングで用いられている印象のあるoioの仕掛けパターンも、1本で形成されるセットアップ例のひとつです。



コメント