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相場(FX)のマグネット効果と、それを引き起こす大衆心理についての考察(2/3)

その1(1/3)の続きです。


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マグネット効果を引き起こすパターン例

キリの良いレート(トリプルゼロ、50レベル)

マグネット効果を引き起こすメジャーなパターンとして挙げられるのが、キリの良いレートです。

トリプルゼロ(例:114.000)や50レベル(例:114.500)などが該当します。

なお、キリが良いとはいえ、88.888などはあまりマグネット効果は起こらないと思われます(興味深いレートではある)。

マグネット効果の有無はともかく、トリプルゼロが意識されていることが見受けられる例(AUDJPY, 1時間足)

過去に幾度となく反発やビルドアップが生じている地点

反発やビルドアップが幾度となく起こっていることが確認できるレートでは、マグネット効果を発揮することがあります。

そこを目標値とするトレーダー(ブル派・ベア派両方)が多ければ多いほど、その傾向が顕著に現れます。

波動の終点となるレート

N波動(ABC調整、AB=CD)やE波動といった、メジャーな波動の終点がマグネット効果を生み出すことがあります。

N波動

N波動は、推進(AからB)→調整(BからC)→推進(CからD)の流れにおいて、AからBまでの上昇幅とCからDまでの上昇幅がだいたい一致している波動です。

そのレートの推移が、アルファベットのNと似ていることからN波動と呼ばれています。

最後のDのレートが、Cの安値切り上げ以降にターゲットとして意識されるようになると、マグネット効果を引き起こします。

エクスパンション(expansion)はエクステンション(extension)と呼ばれることもあります。
意味合いとしては一緒なのでどちらでもいいと思います。

E波動

E波動は、一度発生したスイングの上昇幅(A→B)が、トレーディングレンジの発生後などに再び生じたときに呼ばれる波動です。

B地点をどう設定するかによって、目標値(C)が多少変動します。

上図ではレジスタンスラインにBを設定していますが、トレーディングレンジの中間値に設定する考え方もあります。その場合、Cはもう少し下になります。

フィボナッチ・リトレースメント(通称:Fibo)

一定期間の上昇幅(下落幅)に対する押し(戻し)の割合が、フィボナッチ比率までプルバックするという信仰めいたテクニカル分析手法があります。

これもマグネット効果とひとつとして考えることができます。

相場で頻繁に使われるフィボナッチ・リトレースメントの値(フィボナッチ比率)は38.2%61.8%、他23.6%76.4%(78.6%派もいる)などです。

ちなみにブルックスさんは「38.2だとか61.8とか……そんなの約40%と約60%だろ」という旨を本の各所で言及しているので、本を読んだ方ならなんとなく目にしたことがあるかと思います。

結局のところ、プルバックの割合はフィボナッチ比率に収束するのか、だいたい40%とか60%までプルバックするのをフィボナッチ比率にこじつけているのか……については永久に結論がつかないと思います。

私個人の見解は、正直どっちでもいいのでせっかくだからフィボナッチ比率を使おう……くらいの感覚です(MT4に搭載されているし)。

他に考えられるパターン

これ以外で思いつくマグネット効果の典型例として政府介入が挙げられます。

特に複数国で協調介入がなされている中で目標値が宣言されているような場合、そのレートまで政府、ファンド、トレーダーが皆一斉に同方向を向いて仕掛けることになるため、最強のトレンドが発生します。

その結果、目標値に向かってある種のマグネット効果が引き起こされます。



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