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ダブルボトムの形成パターンと売買戦略について

 この記事では、ダブルボトムの一般的な定義からダブルボトムの基本的売買戦略について紹介しています。

 ダブルボトムは、FXを始めた方がわりと序盤のうちに知ることになる波動パターンだと思います。

 一見単純に見えて意外と奥が深いこのダブルボトムについて掘り下げ、ダブルボトムをどうトレードに活かすかについて考えていきたいと思います。

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ダブルボトムの基本波動パターン

 ダブルボトムは上図のように、安値(安値Aと安値B)を二度試した後反発したパターンを指しています。

 2回試した安値の間にある、高値aを基準とする水平線をネックラインと呼んでいます。

ダブルボトム後の挙動

 ダブルボトムからネックラインに到達した相場は、一旦プルバックする傾向があります。

 プルバックした相場がダブルボトムの安値を切り上げてくると、そこまでポジションを持ち続けていたベア派が降り、継続的な上昇が起こりやすくなります。

ダブルボトムをどこで認める?

 2回底を試したタイミング直後でダブルボトム、と言いたいところですが、相場がネックラインを超えたときに「ダブルボトムが形成されて反発した」と判断するのが賢明です。

 あまり早くにダブルボトムと認識すると、ダマシのダマシに引っかかって安値ブレイクを見落とすことになりかねません。

■ダマシのダマシ
1回目のダマシ:安値B下抜けの失敗
2回目のダマシ:安値Bを安値とする上昇の失敗

ダブルボトムの応用パターン

 上記と少し異なるものの、ダブルボトムと同じように扱われているパターンを紹介します。

2回目の安値が少し下回ったダブルボトム

 冒頭で示した例のような安値がキレイに揃うダブルボトムはなかなか現れません。

 基本的には、安値Bが安値Aを少し下回ってから反発するようなダブルボトムが多く見受けられます。

 このパターンは、安値を更新したと思ったものの失敗して反発した結果を示しており、ベア派が降り、ブル派が仕掛けるきっかけになります。

「失敗した」かどうかは、ローソク足を見て判断する必要があります。

安値が到達してないダブルボトム

 逆に安値Bが少し高いダブルボトムもあります。

 こちらに関しては、具体的に「このあとこうなります」と言及するのが到達したパターンより難しく、トレンドの強さ次第で展開が変わってきます。

 メジャーな展開は、「安値切り上げ」と見る展開と「まだ安値を試してない(だからまた試す)」という2つの展開です。

 少なくても、安値を少し下抜いてから反発するパターンよりも安値を試した(そして反転した)感が薄いといえます。

ダブルボトムの実例

 実際の相場でダブルボトムが生じた例を確認してみたいと思います。

基本的なダブルボトムパターン

※EURUSD 5分足、2018/6/1 9時頃(GMT+3)

 ダブルボトムが生じた後に反転し、上昇した例です。

 ネックラインをブレイクしてからプルバックが起き、その後反転してトリプルゼロまで強い上昇レッグが確認できます。

※ネックラインの基準の足から3本後にある十字足はおそらくファンダ要因なので、ひとまず無視

ダブルボトムの中にダブルボトム

※EURUSD 5分足、2018/4/27 9時頃(GMT+3)

 ダブルボトムの右底で、2本の下ヒゲの長い足(下影陰線と下影陽線)が確認できます。

 これは、下位時間足(1分足や3分足)において、右底部分だけで2回安値を試したことを示しています。

 その後ネックライン近辺まで到達後プルバックが発生して、もうワンレッグの上昇が発生しています。

ネックラインが良く意識されたダブルボトム

※EURUSD 4時間足 2018/2/12頃(GMT+2)

 2回目の試しが少し安値を下抜けてから反転し、新高値をつけるほどに上昇しています。

 ネックライン近辺でのプルバックからの上昇、その後のプルバックがネックライン近辺まで押してさらに上昇していることが伺えます。

ダブルボトム→ブレイクの流れ

※EURUSD 1時間足 2018/5/15頃(GMT+3)

 ダブルボトムからネックラインに到達する前に下落が再開し、ダブルボトムで記録した安値をブレイクしています。

 特にブレイク後からの下落は勢いの強い実体の大きい陰線が目立ちます。

 ここから推察できるのは、ダブルボトムの形成中やそれ以降に買ったブル派が、安値ブレイクとともに徐々にポジションを手仕舞っていることです(下図)。

 ベア派が仕掛けるだけでなく、ブル派も降りたことでダブルの圧力が形成され、一時的な強い下落が生じたと考えられます。

ダブルボトムの基本的な売買戦略

 基本的な形成パターンや実例を踏まえてダブルボトムをどう利用するか、売買戦略について紹介します。

 なおここでの仕掛け例はざっくりとしているため、具体的な仕掛けについては関連記事を参照ください。

買い:ネックラインからのプルバックの反転狙いの押し目買い(逆張り調)

 ダブルボトムが確認できてからネックラインまで戻し、そこからプルバックが発生した後の反転を狙います。

 損切り箇所は2タイプあり、1つはプルバックの反転ポイントの少し下、そしてもう1つがダブルボトムの安値の下です。

 前者の方がより大きいロットを張ることができるメリットがありますが、勝率が高いのはストップが遠い後者といえます。

 この仕掛けで気をつけないといけないのは、ダブルボトムが発生するまでのトレンドの方向や強さがどれくらいかという点です。

 強い下降トレンドの中でのダブルボトムである場合、いずれダブルボトムの安値を下抜いてくるような展開が考えられます。

 今回見ているチャートで生じたダブルボトムは、上位時間足では左底に値する動きでしかないかもしれません。

 もしそうだと、上位時間足でダブルボトムが起こるとすれば、右底に値する下落がある(継続的な下落があるかも)……と考えることができます。

 やや積極的な仕掛けで、順張りのように見えてやや逆張りの仕掛けです。

 もし、普段トレード用に見る時間足チャートでなく、上位時間足でダブルボトム後のネックラインの押しがあるような展開の場合、トレード用時間足チャートではよくあるプルバックの反転の順張りロングの展開かもしれません。そこまでの展開があれば順張りといえそうです。

売り:ダブルボトム失敗のブレイクの売り(順張り調)

 実例でもあったように、ダブルボトムかと思いきやネックラインまで戻さず逆にブレイクするパターンもあるため(上図左)、ダブルボトムから売る戦略も考えられます。

 また、ネックラインへの到達直後に反転してダマシとなるパターンも考えられます。ダマシの直後に仕掛けるのはプルバックの反転寄りの仕掛け、安値を下抜いたところで仕掛けるのは失敗ブレイクからのトレード寄りの仕掛けといえます。

Man
よく見ると、右側はダブルトップの失敗に見えますね。

 成否を分けるのは、ダブルボトムでブル派がどれだけ仕掛けたか(どれだけのトレーダーが騙されたか)、そしてブレイクでどれだけベア派が協調して仕掛けるかです。

利確:売りポジションの利食い、手仕舞い

 ダブルボトムが発生するまで売りポジションを持っていた場合、利確の根拠として利用することができます。

 まず最初に考えられるのは2回目の底で反発した直後ですが、この場合はダブルボトムからの反発が確定しているわけではないため、やや積極的です(早すぎる利食い…と考えれば「消極的」ともとれる)。

 最終的に一番理想的な利確ポイントになるかもしれませんが、売りが継続する可能性を無視しており、思わぬリワードを得るチャンスを捨ててしまうかもしれません。

 次の利確ポイントは買いの仕掛け候補でもある、ネックライン到達後のプルバックの反転時です。

 ここまで来ると安値が底堅くなってきており、一時的な上昇の可能性も上がってくるため、部分利食いや全決済を行う余地があります。

 あとは2回目の底到達と同時(B地点)という、より積極的なスタイルもあります。

まとめ

 ダブルボトムの形成パターンやその後の展開から、単にダブルボトムが発生したら反転するから買えばいいというものではないことが分かるかと思います。

 ダブルボトムの展開が起こり、2回目の安値が試されて反発しても、その後の経過を観察して利食いや仕掛けを行う必要があります。

 本記事の実例ではすべてユーロドルのチャートを用いましたが、通貨ペアごとで異なる傾向がありますので、あなた自身がトレードの対象にしている通貨ペアについて傾向をよく確認することをお勧めします。


基礎知識
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