2019年8月5日よりポンド円5分足のデイトレードを解禁しましたので、トレードした日はできるだけ毎日反省の意味も兼ねて内容を記録しようと思います(週報ではなく、日報の予定です)。
編集のしやすさ等を重視するため、ロット数や収益に関しては割愛しますがご了承ください。
チャート画像
ポンド円 5分足 2019/8/9、ツール:MT4、ブローカー:Dukascopy Japan
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トレード結果
0勝1敗1分
⇒結果よりも内容が最悪でした(特に「分け」のほう)。
ただ、有耶無耶だった部分に明確なルールを加えることで次からは「分け」を「勝ち」にできそうなので、しっかりと振り返りたいと思います。
反省会
11:30~15:00の相場(日本時間17:30~21:00)
11:30に英国の四半期GDP速報値が発表されると同時に急落。速報値はやはりある程度の影響力があるなと思わされる。
以降売りのみをターゲットに相場を見る(買いはよほどの展開がないかぎり全部逆張りになるため)。
足1は指標発表直後の急落に対するプルバックにおける安値2の足で、15:00までに仕掛けられそうな足を指摘するとしたらこの足ぐらいと考える。が、仕掛けず見送り。
急落時の値幅の大きさがネックで判断を正しくできなかった(反発の速さも気になった)。
仕掛けたとしたら、指標発表時につけた安値で5割か8割利食い、あとは引っ張ったとしてトリプルゼロ(128円)で決済していたと考えられる(少なくともFT4の検証上では)。
あとは目立った仕掛け足は見当たらず。足3がフラッグ形成中におけるダマシの高値で、トリプルゼロが抵抗線として機能したように見えるくらいで、その時そう感じたなら、2本後の足で仕掛けるべきだった(仕掛けるのはベアフラッグを抜けてからのほうが良さそう)。
ただこの仕掛けは、足3の2本前の足がダマシの安値となっていることが気になる。
15:00~18:00の相場(日本時間21:00~24:00)
足5で下落継続を期待したパターンブレイクの売りを仕掛ける。1本前でブル派が明らかに仕掛けそこねたダマシの高値が見受けられる点と、事前に強い下降スイングあることから。
最低でも足4の安値への到達、最終的なターゲットとして、足3から足4までの値幅を期待した仕掛け(水色線)。
しかし割と早く反発して失敗。足6が1本前の足の高値を上回ったところで半分決済、残りの半分は逆指値到達。
決済の是非はともかく(後述)、仕掛け自体は悪くなかったのではないかと考える。
今(トレード翌日)になって振り返っても、この仕掛け自体や結果に後悔の念が感じられないという感覚からもそうだ(悪くなかった)と思える(損切り直後はいい気分ではなかったが…)。
ただ問題はこのあと。
足5で売ったときよりも傾斜が緩やかな新たなトレンドラインが形成されたため、足6以降はこのトレンドラインに対するポールフラッグスイングの展開を考え始める。
足7が上抜け失敗のティーズブレイクとなり、トレンドラインをブレイクした足8で売り。トレンドラインをブレイクしたところで売ったが、足8の1本前の安値を下回った(≒水平線を下抜けした)あたりで売っても悪くない仕掛けと考える(期待勝率はやや下がる)。
足8自体はティーズブレイクっぽくなっているが、後の展開から一応成功したといえる。
ターゲットは先ほど同様足3~4の下落幅の再現(N波動達成、水色線)で、指値はトリプルゼロ(127円)に設定。1回目の利確をするとしたら足4の安値到達地点。
逆指値は足8の引け近くに仕掛けたということで足8の高値の少し上に置いた。
このトレードは、極論を言うと仕掛けて速攻寝るか気絶していれば大成功していた(しかも全ポジション127円で決済という形で)。
しかし実際の結果は、足9が1本前の高値を上回ったところで半分決済、足10が陽線の反転足として引けたところで半分決済して終わった。
プラスではあるもののトレードとしては最低最悪レベルの出来で、しかもその後想定どおり下落しているのだから目も当てられない。
が、学ぶべきことは大いにある内容であることには違いない。
トレードして思ったこと
リアルトレードと検証のトレードの感覚差をどう埋めるか?
2回目の仕掛けに関して、おそらく検証だったら足11で3割(か半分)、足12で(5割か全部)、足13で残り決済、というトレードをしていただろうと思います。
しかし、現実では足9や足10で利確するお粗末すぎるトレードになってしまっています。
この差が埋まらない限り、私が相場で安定して勝つことはないだろうと思いました。
何のための「逆指値」か?
逆指値は損失を最小限に抑えるという目的だけでなく、「そのレートに達したなら最早想定通り進んでない(だからポジション決済する)」という意味合いを持っているはずです。
そのため、当初設定した逆指値に設定するまでは基本的に(損失を抑えるという目的で)決済すべきではない、と考えます。
しかし、実際では足9や足10という地点で自発的に決済してしまっています。
そこから見えるのは、逆指値に対する意味の履き違えとトレードの信念のなさだと思っています。
2回目の仕掛け以降に関しては、最終的に仕掛ける前に描いた想定通りに動いています。
にも関わらず中途半端なところで決済してしまった(特に足10)という事実からは、「逆指値」の本来の目的が頭から完全に抜けており、単に「損を最小限に抑えたい」という一心でポジションを閉じていることが伺えます。
そこにトレードに対する信念などなく、あるのは「失敗したくない(≒資産を失いたくない)」というトレードをする限り不可能な願望だけです。
どうするべきだったか?
足9で決済するのは100歩譲ってよしとして(たしかにベア派の勢いがブル派に完全に劣っており、いかにも反発しそうなローソク足構成だから)、足10の決済だけは絶対にしてはいけなかったと今は思っています。
こんなところで損切りするくらいだったら逆指値いらんだろと、そもそもエントリーするなという話です。
少なくともポジションの一部は逆指値に達するか、最低でも足4の安値に到達するまで保持すべきだったと考えます。
というか、正直なところ…検証ではおそらくそうしたはずです(再生速度が速すぎて決済しそこねた、という可能性も含めて)。
この考えは結果論ではなく規律としてあるべきだと考えました。
今後どうするか?
文章にすると定性的でちょっとしっくりこないので明文化は今は避けますが、自分の中ではどうするかははっきりしました。
新しいルール追加で、少なくとも足10やその次の足でポジションを閉じることは今後規律違反となり、何らかの理由で私は私を罰することになります(例えば1週間おやつ抜きとか^^;)。
「新しいルール」は本当は新しくなく、「検証ではそうやってる」という内容なので、今後(来週以降)はいかに「検証どおりにトレードできるか」というのが争点になりそうです。
新しいルールを設定したら、1回目の仕掛けはどうなったか
この新しいルールを設定したら、1回目の仕掛け(足5)は、1回も決済することなく全ポジションが逆指値で決済されることになります。
が、そうしたほうが総合的には幸せになれるのではないか(資産は増える)と考えます。
足5の部分決済にしてもそうですが、そこで手動決済するくらいなら仕掛けるなという話ですので(少なくとも私のトレードスタイルにおいては)。
さいごに
金曜日にポンド円をトレードしていた経験豊富なトレーダーは、相当稼いだのではないかと思います。
私はForex Testerで検証中に遭遇していたら相当稼いだと思います(苦笑)。
私も次似たような局面に遭遇したら、確実に取れるようにしたいです。
この日の内容は、ボルマン本に載ってる「あの言葉」が自身のトレード内容にモロに突き刺さったので、改めて引用して終わりたいと思います。
なぜ、トレーダーはこのような破壊的な行動(注:トントンで手仕舞うこと)を取るのだろうか。(中略)
降参する前に、有効なトレードをトントンで手仕舞って20ピップスの利益を逃すことは、10ピップスの損切に2回遭うのと同じことだということを思い出してほしい。エゴはもちろんこれを嫌うはずだ。
ここでのポイントは、介入作戦の目的が利食う事であって、損失を減らすためではないということにある。
ボブ・ボルマン著 井田京子 訳、「FX5分足スキャルピング」(Pan Rolling)第6章 手動による手仕舞いより、p.180
あと、来週からは1つの記事に1週間分をまとめる形で投稿したいと思います。
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