個人的には久しぶりにユーロ円(EURJPY)のチャートを分析してみました。
サイクルの解釈が如何様にもできる印象なので、一例として御覧ください。
EC:長期サイクル
SC:中期サイクル
PC:プライマリーサイクル
MC:メジャーサイクル
TC:トレーディングサイクル
AC:アルファサイクル
月足(長期サイクル、中期サイクル)
EURJPY 月足(2005/9~現在) 使用チャート:Forex Tester(FT2)
21世紀以降最安値の2012年7月をECボトムとしています。
ユーロ円は10年を超えるサイクル、40~50ヶ月程度のサイクル、20ヶ月前後のサイクルなどが月足レベルのローソク足で確認できます。ひとまず20ヶ月前後のサイクルをSCとしています。
2018年5月の安値をSCボトムとするなら、2016年6月から数えて22ヶ月サイクルとなり、そして新SCがすでに安値を割っています。
そして現在上昇トレンドライン近辺をうろついていることが確認できます。
週足(プライマリーサイクル)
EURJPY 週足(2016/12~現在) 使用チャート:Forex Tester(FT2)
EURJPYでは、12週前後のサイクルと20週を超えるサイクルの2種類が確認できますが、今回は後者をプライマリーサイクルとして引いています。
どちらを選んでもやや不規則にならざるを得ないサイクルが現れる印象で、あまりキレイではない印象です。
ここで悩んでもあまり意味がないので次に進みます。
日足(メジャーサイクル、トレーディングサイクル)
EURJPY 日足(2018/10~現在) 使用チャート:Forex Tester(FT2)
20週前後のサイクルをプライマリーサイクルと考慮すると、メジャーサイクルは概ね50日前後のサイクルが確認できます。
他の通貨ペアだとハーフプライマリーサイクルレベルの長さに相当する周期ですが、線の等間隔を見るとなかなか規則的なサイクルに見えます(下図):
EURJPY 日足(2018/3~現在) 使用チャート:Forex Tester(FT2)
6/3の安値が6/15時点でのMCボトム候補足です。6/20現在この安値を試すような下落が確認できています。
ユーロ円は、トレーディングサイクルレベルを意識したトレードが都合良さそうに見えます。
TCは概ね16日前後(約3週)なので、デイトレ、スイングに適した通貨ペアと言えるかもしれません。
4時間足(アルファサイクル)
EURJPY 4時間足(2019/5/8~現在) 使用チャート:Forex Tester(FT2)
アルファサイクルレベルまで落とし込むと、30本以上のサイクルと20本前後のサイクルが確認できます。
6/3以降の足を見ても、これといった仕掛け足があまりないというのが第一感です。
よく見ているドルストレート系の通貨ペアとは少し違う印象です。
大きな陽線や陰線はおそらくファンダ要因のものが多いと思いますし、さらに時間足を落として考える必要がありそうです。
1時間足
EURJPY 1時間足(2019/6/6~現在) 使用チャート:Forex Tester(FT2)
足1はフラッグにおけるダマシの高値→ブレイクです。
足2はフラッグの延長線上での反発+フラッグブレイク後の安値2の足+ベアフラッグブレイクです(シグナル足的に微妙)。
足3は4時間足レベルで確認できる上昇トレンドラインのティーズブレイク→上方向へのダマシの高値→再度ブレイクでの売りです。
足4は2本前のダマシの高値→はらみ足からの下抜けで、コンビセットアップに近い2本の十字足(実体が中心より下寄り)がポイントです。
最後にフラッグが形成されて終わっていますが、これもダマシの高値→下抜けの展開なら売りたいところです。
足5はパターンブレイクプルバックの仕掛け足に見えますが、1本前の足が陽線ですし、仕掛けとしてはやや微妙に見えます(20本EMAとの兼ね合いはいい感じ)。
さらに下位時間足を見たら絶好の仕掛け足が見つかるかもしれません。
EURJPY 1時間足 使用チャート:Forex Tester(FT2)
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