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はじめに(2 / 4)

勝てる手法とは(つづき)

 そんな勝てる手法=資産を増やせる手法とは、たった2つの条件を満たすだけです。

 ひとつは、優位性のある仕掛けパターンを有していて、それが実行できること

 そしてもうひとつは、破産しない緻密な資金管理(ポジション管理)手法を有していて、それが実行できることです。

この2つの条件が同時に成立したときに、手法が「勝てる手法」へと変貌するのです。

「優位性のある仕掛けパターンを有している」とは

 「優位性のある仕掛けパターンを有している」とは、「ある特定の条件下で仕掛けたとき、プロフィットファクター(PF:利益を損失で割った値)1.0以上となる仕掛けを検証済である」と定義します。

 プロフィットファクターの部分を細かく砕くと、「ある特定の条件下で仕掛けたとき、リスクリワードレシオa:bで勝率x%の仕掛けを検証済である」とも定義できます。

 「優位性のある仕掛けパターン」に関する詳細は、トレード手法の章で説明予定(作成中)です。

「破産しない緻密な資金管理手法を有している」とは

 「破産しない緻密な資金管理手法を有している」とは、「ある特定の条件下で仕掛けたポジションが、PF最大となり得る利確(損切り)、部分利確、逆指値変更タイミング(主に建値近辺への変更)を検証済である」と定義します。

 「破産しない緻密な資金管理手法」に関しての詳細は、資金管理の章で説明予定(作成中)です。

「ある特定の条件下」とは

 ここで、多くの人は「ある特定の条件下は一体なにか?」という疑問を持つと思います。

 その答えは簡単です…「何でも良い!」です。

 ただし、「優位性が確認できていれば」という条件付きです。

 よくネットや書籍で「手法は何でもいい」と書かれた文章を目にした人は多いかと思います。

 確かにその通りだと思いますが、「優位性が確認できていれば」というような表現が抜けているため、やや誤解する人が多いのではないかと考えます。

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何でもいいという「ある特定の条件」=トレード手法をどう構築するか?

 トレードを行う上での分析手法として大まかに挙げられるのは以下の2点です。

  • テクニカル分析
  • ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析によるトレードを推奨しない理由

 唐突ですが、私はファンダメンタルズ分析によるトレード手法の構築は推奨しません。なぜなら、一見優位性がありそうで実はないと考えているからです。

 具体的な例を示すと、記憶に新しいのは2016年11月に行われたアメリカ大統領選挙後のドルの値動きです。

 多くのファンダメンタルズ論者によれば、「もしトランプ氏が大統領に当選するようなことがあれば、ドル円は100円を切り、1ドル90円…もしかしたら1ドル80円を切る超円高になるだろう」とのことでした。

 どこまで円高になるかはもはやオークションの入札状態だったためあえては責めませんが、要するに「トランプ氏の当選=米国の信用失墜=ドル安相場が形成される」というのがファンダメンタルズ論者の思考プロセスであったと察します。

 では、結果はどうだったでしょうか。大統領選の結果トランプ氏が当選、一時的に大きく円高となり101円台まで急落したドル円はその日のうちに回復し、翌日以降「トランプ相場」と形容されている急騰レベルの円安ドル高相場を形成、80円に到達するどころか119円代手前(118.6円台)に到達したのでした(下図)。

アメリカ大統領選挙当日の急落は左側の縦ライン上、最安値はおよそ1ドル101.2円。
以降上昇し続けて12/15(右側の縦ライン)に118円を突破した。

 ファンダメンタルズ分析者は、この現実をどう受け止めているのでしょうか?一部の人は「トランプの当選は織り込み済みだった」、「既に相場が織り込み済みだった」という回答に終始し、結局当初の論理は間違ってはなかったという心情が見て取れます。

 最たる例としてアメリカ大統領選を挙げましたが、他にも米国雇用統計や各国の金利発表時などにも同様の現象が起こります。そして予想が外れると「織り込み済み」という呪文を唱えて自身の分析を正当化します(「織り込み済み」を事前に分析できないのか?)。

 私は、優位性のあるトレード手法を構築するならファンダメンタルズ分析は一切行わず、テクニカル分析によって構築すべきだと考えます。

 ファンダメンタルズ(≒指標発表)を利用するにしても、トレードを控える根拠として(スプレッドが拡大してどうあがいても勝てないことが多いため)利用するにとどめるべきと考えます(※ファンダメンタルズ分析のすべてを否定するつもりはない。それでもファンダメンタルズ分析でもって手法を構築したいのであれば、当サイトでは取り扱わないため、他者のサイトや講演、書物を参照されたい)。

テクニカル分析とテクニカル分析がうまくいかなった理由

 とりあえず聞いたことのある名前を挙げるだけでも、テクニカル分析は多種にわたっています:

  • GMMA
  • 一目均衡表
  • ボリンジャーバンド
  • ストキャスティクス
  • RSI
  • ポイント・アンド・フィギュア
  • etc…

 多くのテクニカル分析者は、これら「効果のある(≒これを使えば勝てる)」と言われているテクニカルツール(インジケーター、オシレーター問わず)をチャートにペタペタと適用しブレンドして、どうにか手法を構築しようとしたかと思いますが、うまくいかなかったことかと思います。私もその多くのテクニカル分析者の1人であることは言うまでもありません。

 うまくいかなかった理由は今では簡単に説明できます。

 多くのツールが示すサインを総合して決断を下そうとした結果、優位性に欠けたランダムウォークの狭間でのポジションを仕掛けてしまい、プロスペクト理論に裏打ちされた損大利小の決済を繰り返し、着実に資産を減らしていたからです。

 場合によっては逆指値を入れず、含み損が膨らんでいくのを日々眺めて強制ロスカットされてしまったトレーダーもいるかもしれません(そして一部の人はファンダメンタルズ分析者に転向する)。

 せいぜい表示させるツールは2, 3に留め、その2, 3のインジケーターが一般的に言われる「シグナル」を同時に発したら仕掛ける…という程度であればそこそこ勝てるかもしれませんが、もちろんそれも検証によって確かめられる必要があります。



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