ダブルボトムの形成パターンと売買戦略について(2/2)

その1(1/2)の続きです。


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ダブルボトムの基本的な売買戦略

基本的な形成パターンや実例を踏まえてダブルボトムをどう利用するか、売買戦略について紹介します。

なおここでの仕掛け例はざっくりとしているため、具体的な仕掛けについては関連記事を参照ください。

買い:ネックラインからのプルバックの反転狙いの押し目買い(逆張り調)

ダブルボトムが確認できてからネックラインまで戻し、そこからプルバックが発生した後の反転を狙います。

損切り箇所は2タイプあり、1つはプルバックの反転ポイントの少し下、そしてもう1つがダブルボトムの安値の下です。

前者の方がより大きいロットを張ることができるメリットがありますが、勝率が高いのはストップが遠い後者といえます。

この仕掛けで気をつけないといけないのは、ダブルボトムが発生するまでのトレンドの方向や強さがどれくらいかという点です。

強い下降トレンドの中でのダブルボトムである場合、いずれダブルボトムの安値を下抜いてくるような展開が考えられます。

今回見ているチャートで生じたダブルボトムは、上位時間足では左底に値する動きでしかないかもしれません。

もしそうだと、上位時間足でダブルボトムが起こるとすれば、右底に値する下落がある(継続的な下落があるかも)……と考えることができます。

やや積極的な仕掛けで、順張りのように見えてやや逆張りの仕掛けです。

もし、普段トレード用に見る時間足チャートでなく、上位時間足でダブルボトム後のネックラインの押しがあるような展開の場合、トレード用時間足チャートではよくあるプルバックの反転の順張りロングの展開かもしれません。そこまでの展開があれば順張りといえそうです。

売り:ダブルボトム失敗のブレイクの売り(順張り調)

実例でもあったように、ダブルボトムかと思いきやネックラインまで戻さず逆にブレイクするパターンもあるため(上図左)、ダブルボトムから売る戦略も考えられます。

また、ネックラインへの到達直後に反転してダマシとなるパターンも考えられます。ダマシの直後に仕掛けるのはプルバックの反転寄りの仕掛け、安値を下抜いたところで仕掛けるのは失敗ブレイクからのトレード寄りの仕掛けといえます。

Man
よく見ると、右側はダブルトップの失敗に見えますね。

成否を分けるのは、ダブルボトムでブル派がどれだけ仕掛けたか(どれだけのトレーダーが騙されたか)、そしてブレイクでどれだけベア派が協調して仕掛けるかです。

利確:売りポジションの利食い、手仕舞い

ダブルボトムが発生するまで売りポジションを持っていた場合、利確の根拠として利用することができます。

まず最初に考えられるのは2回目の底で反発した直後ですが、この場合はダブルボトムからの反発が確定しているわけではないため、やや積極的です(早すぎる利食い…と考えれば「消極的」ともとれる)。

最終的に一番理想的な利確ポイントになるかもしれませんが、売りが継続する可能性を無視しており、思わぬリワードを得るチャンスを捨ててしまうかもしれません。

次の利確ポイントは買いの仕掛け候補でもある、ネックライン到達後のプルバックの反転時です。

ここまで来ると安値が底堅くなってきており、一時的な上昇の可能性も上がってくるため、部分利食いや全決済を行う余地があります。

あとは2回目の底到達と同時(B地点)という、より積極的なスタイルもあります。

まとめ

ダブルボトムの形成パターンやその後の展開から、単にダブルボトムが発生したら反転するから買えばいいというものではないことが分かります。

ダブルボトムの展開が起こり、2回目の安値が試されて反発しても、その後の経過を観察して利食いや仕掛けを行う必要があります。

本記事の実例ではすべてユーロドルのチャートを用いましたが、通貨ペアごとでも若干傾向の差があると考えられるため、あなた自身がトレードの対象にしている通貨ペアについて傾向をよく確認することをお勧めします。



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