ダブルボトムの形成パターンと売買戦略について(1/2)

ダブルボトムの一般的な定義からダブルボトムの基本的売買戦略について記載しています。

スポンサーリンク

ダブルボトムの基本波動パターン

ダブルボトムは上図のように、安値(安値Aと安値B)を二度試した後反発したパターンを指しています。

2回試した安値の間にある、高値aを基準とする水平線をネックラインと呼んでいます。

ダブルボトム後の挙動

ダブルボトムからネックラインに到達した相場は、一旦プルバックする傾向があります。

プルバックした相場がダブルボトムの安値を切り上げてくると、そこまでポジションを持ち続けていたベア派が降り、継続的な上昇が起こりやすくなります。

ダブルボトムをどこで認める?

2回底を試したタイミング直後でダブルボトム、と言いたいところですが、相場がネックラインを超えたときに「ダブルボトムが形成されて反発した」と判断するのが賢明です。

あまり早くにダブルボトムと認識すると、ダマシのダマシに引っかかって安値ブレイクを見落とすことになりかねません。

■ダマシのダマシ
1回目のダマシ:安値B下抜けの失敗
2回目のダマシ:安値Bを安値とする上昇の失敗

ダブルボトムの応用パターン

上記と少し異なるものの、ダブルボトムと同じように扱われているパターンを紹介します。

2回目の安値が少し下回ったダブルボトム

冒頭で示した例のような安値がキレイに揃うダブルボトムはなかなか現れません。

基本的には、安値Bが安値Aを少し下回ってから反発するようなダブルボトムが多く見受けられます。

このパターンは、安値を更新したと思ったものの失敗して反発した結果を示しており、ベア派が降り、ブル派が仕掛けるきっかけになります。

「失敗した」かどうかは、ローソク足を見て判断する必要があります。

安値が到達してないダブルボトム

逆に安値Bが少し高いダブルボトムもあります。

こちらに関しては、具体的に「このあとこうなります」と言及するのが到達したパターンより難しく、トレンドの強さ次第で展開が変わってきます。

メジャーな展開は、「安値切り上げ」と見る展開と「まだ安値を試してない(だからまた試す)」という2つの展開です。

少なくとも、安値を少し下抜いてから反発するパターンよりも安値を試した(そして反転した)感が薄いといえます。

ダブルボトムの実例

実際の相場でダブルボトムが生じた例を確認してみたいと思います。

基本的なダブルボトムパターン

※EURUSD 5分足、2018/6/1 9時頃(GMT+3)

ダブルボトムが生じた後に反転し、上昇した例です。

ネックラインをブレイクしてからプルバックが起き、その後反転してトリプルゼロまで強い上昇レッグが確認できます。

※ネックラインの基準の足から3本後にある十字足はおそらくファンダ要因なので、ひとまず無視

ダブルボトムの中にダブルボトム

※EURUSD 5分足、2018/4/27 9時頃(GMT+3)

ダブルボトムの右底で、2本の下ヒゲの長い足(下影陰線と下影陽線)が確認できます。

これは、下位時間足(1分足や3分足)において、右底部分だけで2回安値を試したことを示しています。

その後ネックライン近辺まで到達後プルバックが発生して、もうワンレッグの上昇が発生しています。

ネックラインが良く意識されたダブルボトム

※EURUSD 4時間足 2018/2/12頃(GMT+2)

2回目の試しが少し安値を下抜けてから反転し、新高値をつけるほどに上昇しています。

ネックライン近辺でのプルバックからの上昇、その後のプルバックがネックライン近辺まで押してさらに上昇していることが伺えます。

ダブルボトム→ブレイクの流れ

※EURUSD 1時間足 2018/5/15頃(GMT+3)

ダブルボトムからネックラインに到達する前に下落が再開し、ダブルボトムで記録した安値をブレイクしています。

特にブレイク後からの下落は勢いの強い実体の大きい陰線が目立ちます。

ここから推察できるのは、ダブルボトムの形成中やそれ以降に買ったブル派が、安値ブレイクとともに徐々にポジションを手仕舞っていることです(下図)。

ベア派が仕掛けるだけでなく、ブル派も降りたことでダブルの圧力が形成され、一時的な強い下落が生じたと考えられます。



コメント