失敗ブレイクからのトレード(tff)の基本的性質とトレード戦略(3/3)

その2(2/3)の続きです。


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失敗ブレイクに仕掛けないための方法論

毎回毎回失敗ブレイクからのトレードを仕掛ける側でありたいですが、場合によっては失敗ブレイク(ティーズブレイク)に加担してしまうこともあります。

そのような失敗を減らすためにはどうすればいいか、4つの具体的な対策について紹介します。

逆張り側で仕掛けない、常に順張りのセットアップを待つ

常にトレンド方向に仕掛けることを意識することで、逆張り方向のブレイクに仕掛けることを防ぐことができ、失敗ブレイクに仕掛ける確率を下げることができます。

順張りのブレイクがダマシになって損切りに達することは回避できませんが、その仕掛けが何らかの根拠で仕掛けるに値するから仕掛けたのであれば、それがダマシになるのは仕方がないと考えます。

順張り方向のブレイクが失敗に終わったあとは、失敗ブレイクからの逆張りは避け、「ダマシのダマシ」の展開が来たらまた仕掛けます

EMAが示す方向に逆らわない

順張りの方向が分かりづらいという場合、トレンドの方向をEMAで探ることができます。

ボルマン本では25EMA、ブルックス本では20EMAが利用されており、仕掛けるタイミングを探るだけでなく、直近のトレンドも知ることができます。

上昇トレンドだとEMAは左から右にかけて右肩上がりに上昇しています。下降トレンドだと逆です。

トレーディングレンジの場合は、画面の中央辺りを行ったり来たりしています。

トレンドが弱いとブレイクが失敗に終わりやすいため、トレードを避けることで失敗ブレイクに仕掛ける確率を落とすことができます。

トレンドが弱い相場は見送る

ブレイクアウト手法はある程度のトレンドが伴っていて成立する手法であるため、トレーディングレンジにおけるブレイクの仕掛けはダマシになりやすく、勝率が下がる要因になります。

できるだけトレンドが弱い相場においては初動のブレイクは見逃して、ブレイクが失敗になったと判断できるタイミングでカウンタートレードを仕掛けるか、ハナから見送るという選択が有効です。

「失敗ブレイク」が確認できるまで仕掛けない

失敗ブレイクに引っかからないためのベストな方法は、失敗ブレイクが確認できるまで仕掛けないという方法です。

初動は全てダマシになることを前提として観察し、ダマシになったところで仕掛けます。初動のブレイクが成功した場合は見送る……という考え方です。

勝率の改善が期待できますが、このアイデアの問題点は、多くのリワードが得られたであろうブレイクアウトトレードの機会を逃すことにもなる点です。

また、失敗ブレイクからのトレードが失敗する可能性もあるため、この方法をもってしても失敗ブレイクを100%回避することはできない、という問題もあります。

失敗ブレイクからのトレードの実例

ここまではパターンを説明するために仮のチャートを使って説明してきましたが、ここでは実際のチャートを使って失敗ブレイクからのトレードが生じたと考えられる実例を見ていきたいと思います。

Man
現在厳選中です。しばらくお待ち下さい……

さいごに

完成されたチャートから、プルバックの反転やパターンブレイクの仕掛けが成功したであろう足を細かく観察してみると、シグナル足やその前の足が仕掛ける方向の逆側に噴射した痕が度々見受けられると思います。

もし、今までそれらを単にプルバックの反転、パターンブレイクと整理していたのであればもう一度見直してみて、失敗ブレイクからのトレードパターンがなかったか確認してみることをお勧めします。

そうすると、より理想的な仕掛けタイミングが特定できたり、過去に見送りと判断した足が仕掛け足になりうると判断できるようになるかもしれません。

仕掛け足が見つけられるようになったら、今度は動きの中でそれらを認識できるか検証を行う必要があります。

ブローカーに資産を投じてリアルタイムチャートで検証するのは絶対ダメとは言いませんが、私はお勧めしません。

5分足トレードですら、1日に1回ないしは数回あるかどうかというトレードチャンス待つのは非常に効率が悪いですし、気がつけばどうでもいい足で仕掛けていたり……と逆にスキルの悪化を招きかねないと考えているからです。

より最短で効率よくスキルをアップするために、Forex Testerなどの検証ソフトを用いてトレーニングを行うのが最善です。

Forex Tester(2)で検証を行っているときの画面キャプチャ

Forex Testerを使えば、1時間の間に10回でも20回でも仕掛ける練習ができるため(しかも同じパターンを何回も練習できる)、より効率的に上達が図れます。

リアルタイムチャートだけでトレーニングしてだいぶん上達したが、気がつけば後期高齢者になっていた……なんてオチにならないよう、私は検証ソフトでの検証を推奨します。

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