スポンサーリンク

で、アル・ブルックス本を読んでどういうトレード手法を目指すのか?(ショート編)

アル・ブルックス本は順張り・逆張り両方について記述していますが、結局のところ、大原則として押し目買い・戻り売りを主体とした順張りのトレードが主体といえます。

押し目買い戻り売り……これらのワードはプライスアクションに限らず、様々なトレード手法で出てくるワードです。

本記事では、「じゃあ、それをどうやって実現するか」についてざっくりとまとめました。

本記事はショート編ということで、戻り売りについての考察です。

基本的にはロング編の真逆というだけで、根本的な部分は変わりません。

本記事の内容は、あくまでブルックス本から得たFXプライスアクション研究所による独自の解釈です。
 アル・ブルックス氏本人による分析、トレード手法を学びたい方は、書籍をご確認ください。
スポンサーリンク

ブルックス本に基づく戻り売り

戻り売りの基本は、下降トレンドが形成されている中で仕掛けることです。

トレードを仕掛ける際に見る時間足、さらにはその上位の時間足で下降トレンドが確認できていれば、より高い勝率が期待できます。

基本的な戻り売りパターン

最も基本的な戻り売りは、トレンドライン近辺における下落開始タイミングでの仕掛けです(下図)。

既に2本以上の高値の足でトレンドラインが形成されているとより仕掛けやすく、仕掛けの時点でトレンドチャネルラインが形成されていれば、利確のポイントも狙いやすいのが特徴です(上図はこれらの典型例)。


上図のように、トレンドラインをブレイクしたあとでも、下方向へのプルバックを狙って仕掛けるのがブルックス的手法の基本戦略になります。

※ただ本手法は、仕掛け足が引けた時点で、ある程度(≒半分)のポジションを手仕舞うような手法であることを忘れてはいけない

トレンドは想像以上に中々崩れません

一見トレンドラインをブレイクしたことでトレンドが終わったように見えても、このまま再び下落が継続することがあります。

明確に下降トレンドが終了したと判断できるのは、このあとトレンドライン近辺でパターンブレイクプルバック(pbp)とみられる展開が続いた後……と考えるのが妥当です(下図)。

上昇トレンドブレイク後の戻り売り(やや積極的)

先程とは逆で、上昇トレンドにおけるパターンブレイク後のパターンブレイクプルバックでの仕掛けも戻り売りの狙い目です(下図)。

しかし、基本的な仕掛けと比べると、直近のトレンドが逆である分勝率は少し落ちますが、下降波の1波目を捉えられた可能性もあり、高リワードが期待できるのがポイントです(できるだけ長くポジションを引っ張りたい)。

よくある失敗パターン

戻り売りと称して直近安値更新と同時に仕掛けるパターンは、上記のパターンと異なって失敗する可能性が高くなります(必ず失敗する、というわけではない)。

この仕掛けが失敗してしまう理由のひとつは、仕掛けた時点でトレンドチャネルライン近辺に到達しているからである可能性が高いです(下図)。

ブレイクアウトが決まるためには、ダブルの圧力の発生が望まれます。

ディセンディング・トライアングルの形成に代表されるような、ある程度ブル派のポジションが直近安値地点に溜まっていることが期待できるパターンならともかく、上記のようなタイミングでの仕掛けは失敗しやすいと考えます。

もう少し具体的な仕掛けタイミング

以上の内容は、比較的多くの書籍やWEBサイトで説明されているところかと思います。

しかし、具体的にどういう条件で仕掛けるかについては不透明な部分が多く、定性的、定量的な部分の言及は一切なされていないことが多いです。

では、「下落開始タイミング」をどう掴むのか、ある程度の再現性を持った仕掛けタイミングをブルックス的手法に基づいて考えたいと思います。

調整のツーレッグにおける安値2の仕掛け

強い下降トレンドの中の、調整のツーレッグにおける安値2の仕掛けが、ブルックス本における王道の仕掛けパターンです。

下降スイングから調整に入った後の展開に注目します。

安値1の足が確認できてから再度上昇し、ツーレッグ目の調整が始まったところからセットアップが始まります。

セットアップ以降はどの足もシグナル足となりうると考え、じっくりと注視します。

基本はトレンドライン近辺までの上昇を待ちたいですが、原則としては安値2の足でもって仕掛けることを意識します。

安値2となる足の1本前の足(シグナル足)が陰線だとなお仕掛けやすいですが、シグナル足が強気の陽線の場合など、ブル派の強い反発とベア派の勢いの無さが見受けられる場合は、安値2での仕掛けは少し苦しくなります(ベア派の同意が得られず、失敗する確率が上がる)。

安値1、安値2の足で構成するベアフラッグブレイクに対するパターンブレイクプルバック

安値2で仕掛けるには少し勝算が薄い、と判断できるようなシグナル足の場合、仕掛けを見送って次の機会を待ちます。

下降スイングの安値、安値1の足以降の安値で構成できるベアフラッグを安値2の足でブレイクし、その後にプルバックが起きた場合、その後のパターンブレイクプルバックも狙い目の1つと考えます。

安値2の足の安値かシグナル足の安値を下回ったあと(≒安値2の足の仕掛けが失敗に終わった後)、ブル派の仕掛けが失敗となるような下落が起こった時(≒安値3)に仕掛けられたらなお期待が持てます(失敗ブレイクのトレード)。

上位時間足を確認しながらの仕掛け

ブルックス本では、基本的に1つの時間足だけでセットアップから仕掛けまでを執り行うこととしています。

1つの時間足だけで判断する最大のメリットは、状況を複雑化させずにシンプルに判断できる点です。

しかしプライスアクションはどの時間足でも通用するという点から考えつくように、他の時間足を見て状況を考えることももちろん悪くありません(一種のフラクタルを意識した仕掛けを狙う)。

売りを仕掛ける際に上位時間足(例えば5分足の上位は15分足、1時間足の上位は4時間足)がどのような足を形成しているかは、これからの仕掛けの参考になると考えられます。

例えば、1時間足において安値2の足で仕掛ける際に4時間足を確認したとき、4時間足では下降スイングのツーレッグ目である場合、上昇継続の期待が持てます(上図)。

しかし、これが調整のツーレッグの安値1の足だった場合は、4時間足クラスでもうワンレッグの下落があるかもしれない…というように考えることができます(下図)。

まとめ

ブルックス本に基づく、順張りショートの基本的な仕掛け方法は以上です。

ブルックス本では5分足を題材に取り扱っていますが、本手法は5分足に限らずどの時間足でも基本的に通用する考え方です。

戦略を理解したあとは、まずは完成されたチャートから仕掛けられる足を見分ける練習を行い、そしてForex Testerなどの検証ソフトで仕掛けるスキルを磨くことをお勧めします。

関連記事

本記事のロング(買い)バージョンです:


コメント