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ダブルの圧力(基本編)2/3

その1(1/3)の続きです。

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ダブルの圧力が発生しやすいパターン

 ダブルの圧力が発生する前には、典型的なセットアップが複数存在します。

 ボルマン本で書かれているパターンは概ねすべて「ダブルの圧力を狙った仕掛け」と言っても過言ではありません。

  • パターンブレイク
  • パターンブレイクプルバック
  • パターンブレイクコンビ
  • プルバックの反転
  • 失敗ブレイクからのトレード

これらのパターンはすべてダブルの圧力が発生しやすいパターンといえます。

 これらの中でも特に代表的な3つのパターン(パターンブレイク、パターンブレイクコンビ、失敗ブレイクからのトレード)について取り上げます。

ビルドアップ→ブレイク時の仕掛け(パターンブレイク)

※EURUSD、5分足

 トレンドライン近辺で値動きが小さくまとまる、いわゆる「ビルドアップ」が発生してからトレンドラインをブレイクするタイミングでダブルの圧力が発生しやすくなります。

 ボルマン本ではこのパターンのことを「パターンブレイク」と呼んでいます。

 ビルドアップが発生している時、一方はトレンドラインをブレイクすることを期待し仕掛けを待ち(積極的なトレーダーは仕掛ける)、また一方はトレンドが継続することを想定し行く末を見守っています(こちらも積極的なトレーダーは仕掛けている)。

 ビルドアップが長くなればなるほどそれぞれの派閥の数(市場参加者)が増していきます。ブレイクすると思って仕掛けるブレイク派と、トレンド継続派の派閥の一部が互いに増し玉を行うことで相場は拮抗し、ブレイク時には片方が降り、もう片方がさらに仕掛けるため、ダブルの圧力はより強固なものとなります。

 そのため、ビルドアップの長さはそのあとのダブルの圧力の強さとある程度相関を持つと考えられます(具体的な相関については通貨ペアごとで要検証)。

 レンジ相場が長く続けば続くほどブレイク時の勢いが強い…という一般にある通説も、このような要因であることが伺えます。

パターンブレイクからコンビセットアップ形成後の仕掛け(パターンブレイクコンビ)

 パターンブレイク後、ブレイクの反対側の勢力がまだ衰えてないがゆえに発生するコンビセットアップ足の形成後に生じるダブルの圧力があります。

 ボルマン本ではこのパターンのことを「パターンブレイクコンビ」と呼んでいます。

 上図が例で、基本的には1本目かその前の足でトレンドラインをブレイクし、その後にコンビセットアップ足(2本目の足)が出現します。

 セットアップ後に、再び一方が仕掛け高値(安値)をブレイクしたことを機に一方が降りる形となるため、ダブルの圧力を生じさせます。

 ブルックス本では「ミクロダブルトップ」などがコンビ足の例として挙げられています。

 ボルマン本のパターンブレイクコンビはブレイク直後に発生することを想定した内容であるのに対し、ミクロダブルトップはワンレッグ or ツーレッグの上昇レッグが発生した後に生じるローソク足パターンとして説明している傾向があります。

 本質的には同じようなダブルの圧力を狙った仕掛けパターンと考えます。

ブレイクの失敗からの仕掛け(ティーズブレイク→失敗ブレイクからのトレード)

※EURUSD、5分足

 パターンブレイクがそのまま想定通りに進めばいいですが、推進側(下落ならベア派側)で思ったほどの同意が得られず、ブレイクが失敗に終わる場合もあります。

 ティーズブレイクと呼ばれるこの現象が生じると、逆方向(下落のブレイクが失敗した場合上方向)にダブルの圧力の発生チャンスが訪れます。

 これをボルマン本では「失敗ブレイクからのトレード」と呼んでいます。本では失敗ブレイクからのトレードについて具体的に「ダブルの圧力が発生している」ことの言及はあまり見受けられませんが、実質ダブルの圧力を利用したトレードと考えるのが本筋と考えられます。

 1回目のブレイクが成功すると思って売ったベア派は、それが失敗に終わったと何らかの基準で判断し(上図だと、下降トレンドラインをブレイクしたところ)、損切り(買い戻し)を行います。

 ベア派の損切りのタイミングとブル派の仕掛けタイミングが重なればダブルの圧力が形成されます。

 ここで気をつけたいのは、1回目のブレイク時に思ったよりもベア派が仕掛けてなかった場合、損切りするベア派がそれほどいないことになるため、その場合の失敗ブレイクからのトレードはダブルの圧力ではなく、ブル派一方だけの買い圧力となります。

 それでもうまくいくこともあるかと思いますが、ダブルの圧力のパターンと比べれば勝率は劣ると考えられます。



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