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ローソク足について学ぶ前に…為替レートが動く要因について(3/3)

その2(2/3)の続きです。


機関投資家

 我々個人レベルの投機家がブル派とベア派に分かれて攻防を繰り広げたところで、レートは大して動きません。

 レートを大きく動かす一番の要因とされているのが機関投資家ファンドといった人(会社)たちです。

 彼らは潤沢な資金を駆使し、個人投機家の何百倍、何万倍もの量を取引することで、相場を動かします。

ブル派
ブル派
(個人)
買う(10lot)

ベア派
ベア派
(個人)
売る(10lot)

ファンド
ブル派
(ファンド)
あ、買います(10000lot

 このような場合、ブル派は「自分たちがベア派に勝った」と思いますが、一番の要因は機関投資家が買ったからです。

空中戦を広げるファンドたち

 ブル派のファンドもいれば、当然ベア派のファンドもいます。

 彼らは自身の会社が最も儲かるように注文を行います。

ファンド
ブル派
(ファンド)
あ、買います(10000lot

ファンド
ベア派
(ファンド)
売ります(26000lot

ファンド
ブル派
(ファンド)
さらに買います(40000lot

ベア派
ベア派
(個人)
……

ブル派
ブル派
(個人)
……

※個人の見解

 「機関投資家同士で結託したりしないのか」と思うかも知れませんが、FXのマーケットの大きさから考えるに、2, 3の機関投資家が結託したところで全体のマーケットのサイズから見ると極めて小さいため、結果として現れるような結託はされてないと考えます(結託したところで無意味)。

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まとめ:我々個人投機家が相場でするべきこと

 レートを支配しているのは機関投資家であるというのはブルックス本ならびに本サイトの見解ですが、「個人投機家は為す術がない」と言ってるわけではありません

 個人投機家は(FXマーケットにおいて)レートを動かすレベルの注文ができないと言っているだけであって、だから相場に参加すべきでないという意味ではないからです。

 機関投資家がトレンドを作っているのであれば、我々個人投機家はそのトレンドを利用すればいいだけの話です。

プライスアクションを観察してダブルの圧力で仕掛ける

 どのような手法を用いて分析しようが、マーケットは上昇するか下落するかの2択です。

 その中で、一方的な上昇・下落が生じるのはダブルの圧力が発生したときということを、ブル派・ベア派の行動パターンを例に説明しました。

 私達は、機関投資家がどう動こうがダブルの圧力が発生しそうなタイミングをローソク足から見つけ出し、利益が出そうな方向に仕掛けることが相場で生き残る近道と考えます。

ベア派
ベア派
売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る

ブル派
ブル派
買う買う買う買う買う買う買う買う買う買う買う買う買う買う買う

ファンド
ベア派
(ファンド)
売ります(20000lot

ブル派
ブル派
売り戻し売り戻し売り戻し売り戻し売り戻し売り戻し売り戻し

あなた
売ります(10lot)

プライスアクションでないといけない理由はない

 もちろんですが、ローソク足を観察して仕掛けタイミングを図るプライスアクションが絶対的なトレード手法というわけではありません。

 なんらかのインジケーターなどで優位性を見つけ、仕掛けパターンを確立できればそれでも問題ありません。

 ただ、定量的な判断で高い優位性を誇るような手法がなかなかないことは、多くのトレード経験者は承知だと思います。

 そのような手法が存在しているのであれば、もっと自動売買ソフト(EA)が注目されているはずです。今日も多くのEAが生まれ発売されていますが、絶対的なEAはいまだありませんし、今後もなかなか登場しないでしょう。

※EAを作る人も買う人も完璧を求めすぎるあまり成功できないのではないかと個人的には思っています。1勝5敗(低勝率)でもPF1以上のEAくらいならわりかし作れると思いますが、それが売られてない(未検証)のは買われないからでしょうか…

機関投資家によって判断基準は別々

 そもそもトレード手法がこの世に何万とあるように、機関投資家もそれぞれの売買基準を持ってトレードしています。

 ある機関投資家はファンダメンタルズ的要因(指標発表、要人発言、経済に影響を及ぼしそうな影響)を元にトレード仕掛け、またある機関投資家はテクニカル分析をもって仕掛けています。

 最新の機関投資家だと、高性能コンピュータを使った高頻度取引(HFT)を駆使しているかもしれません。

 そのため、どこか特定の機関投資家についていくということは難しく、またどの機関投資家の判断が正しいかを識別することも難しいと考えられます。

 そもそもどの機関投資家がどのような判断基準でもってトレードしているかを知るすべがないですけどね。

 「難しい」ということは、今まさに行おうとしている仕掛けが過去のパターンにとらわれない、再現性ゼロの仕掛けであることを意味し、毎回毎回不安や恐れを味わいながらトレードを行うことになります。

端から端まで取ろうとすべきでない:取れない

 機関投資家がレートを支配しているのであれば、端から端まで取ろうとすることが愚かな行為であることもわかるかと思います。

  • ブル派とベア派の機関投資家による争いの決着がつき、トレンド(≒ダブルの圧力)が生じたことを確認してから私達は仕掛けるべき
  • 機関投資家が仕掛けるのを止め(≒利食いを始めて)、トレンドが終了した(トレンドが転換したもしくは、トレーディングレンジになったと判断した)ことを確認してから私達はポジションを手仕舞うべき

 トレンドを形成するのも、それを終わらせるのも、(それが良いか悪いかはともかく)機関投資家の動き方次第です。

 私達が利益の最大化を図るには、トレンドが出来る前から仕掛けてはならず(負けトレードが増え、プロフィットファクターが落ちるから)、またトレンドが終わる前に手仕舞うのもいけない(利確が早まり、リスクリワードレシオが落ちるから)というのはなんとも歯がゆいところですが、これを心から腹落ちし、トレード手法に組み込んだ者が相場で生き残ると考えます。

頭と尻尾はくれてやれ」という格言がありますが、この格言は本質を突いているのですね。


ローソク足
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