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バーブワイヤー(barb wire)考察(基本編、3/3)

その2(2/3)の続きです。

足2:上抜け失敗から始まった下抜け(サポートラインのブレイク)

 上図では足2がサポートラインに到達した場面です。

足並み揃わないブル派

 積極的なブル派の一部は、再びトレーディングレンジの中を推移することを期待して買うトレーダーもいます

 しかし、それと同時に、足1で仕掛けたブル派の損切り(=売り戻し)ゾーンでもあります。

 ブル派の内部だけでもこのように方向性が異なることから、上昇への期待は一層薄まります

ブル派
積極的な
ブル派
買う!買う!買う!

ブル派
諦めた
ブル派
売り戻し売り戻し売り戻し(損切り)

保有し続けるベア派と仕掛けるベア派

 サポートラインに到達したことを理由に、満足して利確(買い戻し)をするベア派も多少はいます

 しかし、サポートライン到達→ブレイクを機に仕掛けるベア派のほうが多くいると考えます。

 なぜなら、足1でのブレイク失敗で含み損を抱えたブル派がサポートラインブレイクとともに売り戻しを行うことが予想できその結果ダブルの圧力が発生することが期待できる場面だからです。

 そのため、積極的なベア派だけでなく、この機会を待っていたと言わんばかりに慎重なベア派も仕掛ける場面となります。

ベア派
一部の
ベア派
買い戻し(利確)

ベア派
積極的な
ベア派
売る!売る!売る!売る!売る!売る!売る!売る!売る!売る!売る!売る!

ベア派
慎重な
ベア派
売る売る売る売る売る売る売る売る売る

ダブルの圧力を得た足2

この時点でのブルとベアの均衡は破れています。

上昇の材料は以下の2点です:

  • 買うブル派(少数)
  • 足1で仕掛けたポジションを買い戻すベア派(少数)

一方、下落の材料は以下の通りです:

  • 足1で仕掛けたポジションを売り戻すブル派多数
  • 足1までに仕掛けたポジションを売り戻すブル派多数
  • 売るベア派多数

 そして、下落方向にダブルの圧力を得た相場はサポートラインをブレイクし、弱気の陰線で引けます(下図)。

足3:仕掛けるベア派、逃げるブル派

 足3の寄り付きと同時に、より一層慎重だったベア派も加勢し、ベア派の方針は下で一致します。

 一方ブル派は、足2のサポートラインブレイクを成功と判断し買いを控え、また、まだポジションを抱え続けていた一部のブル派も諦めて売り戻し(損切り)を行うことで下落の燃料となります。

 また、足1ではブル派だったトレーダーの一部がベア派に寝返って、ドテン売りを仕掛けることも考えられます。

ベア派
ベア派
売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る売る

ブル派
ブル派
売り戻し売り戻し売り戻し売り戻し売り戻し売り戻し(損切り)

ブル派
元ブル派
(現ベア派)
売る売る売る売る

あなた
売ります

 この展開はベア派が売るのを止め、利確する(買い戻す)流れが強まるまで続きます

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まとめ:バーブワイヤーの相場における基本姿勢

 ブルックス本のどこかに書かれていると思いますが、バーブワイヤーでは最初のブレイクはダマシに終わり、再びトレーディングレンジ内で競り合うか、反対方向へのブレイクの足掛かりとして機能することが多いとされています。

 その基本的なパターンにおけるブル・ベアの大まかな動きを紐解くと本記事のようなパターンであると考えられます。

 ブレイクがダマシとなり反対方向への圧力が加わることを理解しておけば、ブレイクアウトが失敗に終わることも納得でき、ブレイクの失敗に対して躊躇なく損切りを行えると思います。

 ただし、基本は基本でしかなく、結局その時のブル派・ベア派の取引量の多さで結果は大きく変化します。

 ティーズブレイクにならずにそのままブレイクするパターン、ダマシのブレイクがダマシになるパターン(ダマシのダマシ)におけるブル・ベアの動きは応用編にて説明予定です(作成中)。

 ただ、本記事さえ理解できれば、上記2パターンはなぜ生じるのかはなんとなくご理解いただけると思っています。

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